新しいMPIライセンスは、コインベースがシンガポールで最初に原則的な認可を受けてから1年後に取得したもので、これによりデジタル決済トークンサービスを拡大することが可能になった。
コインベース、シンガポールで決済ライセンスを取得
コインベースは10月1日、シンガポール金融管理局(MAS)から主要決済機関(MPI)ライセンスを取得したと発表した。
この新しいライセンスは、コインベースがシンガポールで最初に原則的な認可を受けてから1年後に取得したもので、これにより同社は、同国の個人および機関投資家向けにデジタル決済トークンサービスを拡大することができる。
MASによると、MPIの認可を受けた企業は、どの決済サービスにおいても300万シンガポールドル(約3億3000万)の取引制限を受けることなく決済サービスを行うことができる。
また、認可を受けた企業は、電子マネー口座の発行や両替サービス以外の2つ以上の決済サービスにおいて、月間の取引限度額600万シンガポールドル(約6億6000万円)の制限を受けることもない。
新たに取得したライセンスは「コインベースの事業を検証するだけでなく」、シンガポールで成長する仮想通貨およびWeb3コミュニティに対する責任でもある、と同社は発表の中で述べている。
コインベースはシンガポールに特化した製品やサービスを積極的に開発しており、2023年3月にPayNowとFAST銀行送金を開始した。コインベースはまた、シンガポールのデジタルIDサービスであるSingPassを統合し、オンボーディングを簡素化した。
さらに、コインベースはNansen.ai、Blockdaemon、Infuraなど現地の主要ブロックチェーン企業と協力し、Baseブロックチェーンやwallet-as-a-serviceなどの製品を拡大している。
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