ビットコイン(BTC)2度目の価格暴落でより厳しい相場に

11日16時のビットコインの価格は396,000円となっている。昨日同時刻410,000円と比べて約3.4%の大幅下落となってしまった。

昨日の3時ころにビットコインは価格を3万円ほど落とした。その後大きな反発を見せることなく今日深夜1時ころに2度目の暴落があった。


今回の暴落では重要ラインと考えられていた41万円ラインを割り、昨日の記事のシナリオ通り逆三尊の左ショルダーでぴったりと下落が終わった。

(出典:Trading View)


今回の2度暴落したにも関わらず、それに対する反発が少ない。このまま暴落していく可能性もあるであろう。このピンクライン(39万円の価格帯)を明確に割る動きがあれば、次は昨年の底値である355,000円を目指して下落していくであろう。


ここから反発する可能性はあるが、その場合下落相場での戻り目である可能性は高い。その目安としては402,000円ほどを見ると良いであろう。これはフィボナッチリトリースメントと呼ばれるテクニカルを使った手法で、大きな値動きからの反発を予測する際によく使われる。


一つ懸念すべき点にLS比率がある。

ここまでの暴落にも関わらず、大手暗号資産(仮想通貨)取引所のBitfinexでのロングポジションは半数超えの56.2%となっている。

このロングポジションを保有している人たちが損切を始めれば、暴落が始まることは間違いない。


一気にショートポジションが積まれられた場合にはセリクラ(セリングクライマックス)のような大暴落が起きる可能性もある。そうなれば355,000円の底値を大きく割り、明確なサポートラインはなくなる。

ビットコインにセリングクライマックスが来るとういう説は散見していて、トレンド転換に必要という意見もある。


去年と変わらず、今年も依然としてビットコイン相場は厳しい状況が続きそうだ。