間もなく、ビットコインに半減期が訪れる。
しかし、3回目を迎えるビットコイン半減期は今までの状況と大きく異なっている。
新型コロナウイルスの影響、クジラの多発、世界経済の不安定さ。
そんな何が起こるか分からない半減期だからこそ、十分に準備をしておく必要がある。
本記事では、半減期の基本的な説明から、今年の価格変動の振り返り、そして著名人における半減期後の価格予想をまとめている。
ビットコインはブロック数が210,000に到達するとブッロック報酬が半減する「半減期」が約4年ごとに行われる。
ブロック報酬とは、マイナーがブロックを作成するごとにビットコインマイナーに支払われるのが報酬のことである。
ビットコインは、半減期が発生するごとにそのブロック報酬が半減し、今回の半減期ではビットコインのブロック報酬が12.5BTCから6.25BTCに半減する。
ビットコインの半減期は今までに2011年11月、2016年7月と2回行われ、今回は3回目になる。
今回の半減期は、今年に入ってから流行している新型コロナウイルスの影響により、一時はビットコイン価格が暴落するなど今までにはなかった環境で半減期を迎えようとしているため、様々な声が広がっている。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1日足)
2020年に突入した後、ビットコインは着実に価格を上昇させていた。
2月中旬には黄緑ラインを突破し115万円に到達しており、今年のビットコインは明るいかと思われていた。
しかし、世に新型コロナウイルスが脅威を持ち始めると価格は一気に暴落。
3月半ばには50%以上の価格下落となる40万円台にまで価格が落ちている。
その後、5月9日まで無事に価格を戻しかけていたものの、昨日、大幅な下落を記録した。
今回の半減期に対して、多くの著名人が自分の意見を主張している。
今回はその一部を紹介させていただく。
Bitpay社CCOであるSonny Singh氏は、ビットコイン価格が2020年内に2万ドル(約213万円)に到達すると推測している。
「2020年以内に、ビットコインは2万ドル(約214万円)にまで到達する可能性が非常に高い。それは、(ビットコイン価格が暴騰を遂げた)2017年の価格パフォーマンスをはるかに上回ると考えられる。」
また、『億り人』として一躍有名になった超人気投資家のTim Draper氏は「2022年末までに、ビットコイン価格は少なくとも25万ドル(約2680万円)に、確実に到達する。」と主張している。
アメリカの大手資産運用会社Morgan Creek Capital Management社のCEOであるMark Yusko氏は、将来ビットコインの時価総額は金と同額になり、価格は40万ドル(約4270万円)まで上昇すると主張している。
同氏は、ビットコインが金の8.4兆ドル(約897兆円)の時価総額に追いつくと信じている理由を以下のように述べている。
「デジタルゴールドとしてのビットコインの特性を考えてみると、価値を蓄えるのに優れており、金よりも簡単に分割可能で、金よりも携帯性に優れている。」
上記のように多くの著名人は半減期後にビットコイン価格は高騰すると推測している中で、一部、半減期後にビットコイン価格は上昇しないのではと考えている人もいる。
暗号資産(仮想通貨)専門家兼人気ブロガーであるIvanOnTech氏は、半減期後のビットコイン(BTC)について以下のように語った。
「ビットコイン(BTC)価格が6,000ドル~8,000ドル(約63.7万円~約84.9万円)まで急落する可能性は十分にある。」
また、著名暗号資産(仮想通貨)アナリストのMichael van de Poppe氏は、半減期はビットコイン(BTC)の価格にさほど影響を及ぼさないと考えており、『落ち着いた姿勢で半減期を迎えることが重要だ。』と説いている。
「半減期まであと5日間。おそらく半減期は来週の月曜日か火曜日に訪れるでしょう。半減期が訪れても、何も変わらない。ビットコイン(BTC)のストーリーはその後もただ続いていくだけだ。」
アメリカの暗号資産(仮想通貨)メディアでは「ビットコイン(BTC)市場における長期的な強気相場を支えているのは、まぎれもなくクジラだ」と考察し、ビットコインは半減期後に突然暴落する可能性があると推測している。
今回の半減期は、2020年の新型コロナウイルスの影響で今までに起きた半減期とは違う動きを見せるという推測もされている。今までは、半減期前に価格が暴落したことがないだろう。
このような普段とは異なる世界情勢の中で半減期を迎えてビットコインがどのような進展を見せるのか慎重に見守っていきたい。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner