今週の暗号資産(仮想通貨)相場はかなりトリッキーな動きを見せることとなった。
19日の昼にビットコインは6万円幅の下落を見せたが、その約12時間後に最大7万円の上昇を見せる大荒れ相場を演じた。
現在も不安定な相場が続いており、緊張感が続いている。
ではニュースを振り返っていこう。
Google社がスーパーコンピュータを超える計算能力を持ちうる量子コンピュータの開発に初めて成功したと英経済誌フィナンシャル・タイムズが報じた。
量子コンピュータは現在のコンピュータをはるかに超える計算能力を持ち、私達のネットセキュリティを守る暗号技術を一瞬で解いてしまう可能性を秘めている。
この技術が本当に生み出されたならば、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)が価値を持たなくなってしまう可能性も否定できない。
以下の記事では詳しく説明しているので、必ず目を通して欲しい。
(画像 blockchain.info)
ビットコインのハッシュレート(採掘難易度)が過去最高記録を更新したと報じられてられている。
現在は大台の100EH/s(エクサハッシュ。1EH/s=1秒間に100京回の計算量)を超えてさらに上昇している。
マイナー報酬が半分になる「半減期」を2020年に控え、今のうちに少しでも多く報酬を得ておきたいマイナーの競争が激しくなっているのが要因だろう。
ハッシュレートが上がれば、ビットコインの非中央集権化が進んで信頼性が上がるだけでなく、51%攻撃に対するセキュリティも向上する。
さらに、価格の下落を食い止めることにも寄与すると考えられる。
ハッシュレートが上がるとより高性能なマシンや大量の電気が必要になる。すると、マイニングをして採算がとれる価格のラインはどんどん上がっていく。
もしビットコイン価格が下がると利益が得られなくなるので、マイナーはビットコイン価格を上げようと必死に買い支えるだろう。
採算ラインから下にはなかなか価格が下がりにくい構造が浮かび上がってくる。
Google PayにリップルXRPが追加される可能性があると暗号資産(仮想通貨)メディアであるCOINREVOLUTION紙が報道。
なぜこのような可能性があるのかをCOINREVOLUTION紙は次のように説明している。
「Googleは、2022年までにボリュームが1兆ドルまで成長するだろうと予想されるほど大幅な成長を遂げている送金業界に目を付けた。実際、Googleとリップルは低コストで超高速の支払いプラットフォームを構築するために協力しているというレポートが発見されている。」
さらに同士は、スマートフォン用Google Payはリップルにより促進されたという噂まであると主張し、この実装の信用性はますます高くなっていると述べている。
まだまだ可能性の話ではあるが、本当に何もないのならこれだけの噂は立たないはずである。
XRPがもしGoogle Payに追加されたのなら、世界中の金融業界に大きなインパクトを与えることになるだろう。
19日にリップルのクライアントが新たに2社追加されたと報道された。
追加されたクライアントは、InterbankとVitesseの2つだ。
Interbankは、1897年にペルーのリマに設立された中規模の銀行で資産は40億相当持っていると言われている。
対してVitesseは2013年に設立されたイギリスの決済サービス会社だ。
リップルはこの2社にブロックチェーンネットワークソリューションを使用したリアルタイム支払いを提供することになる。
この2社を利用しさらなる成長をリップルが遂げられるかに注目してみたい。
ドイツのショルツ財務大臣がドイツ政府はFacebook社の暗号資産(仮想通貨)「リブラ」の計画を許容しないとの考えを示したとロイター通信が報じた。
ショルツ財務相は「我々は(法定通貨と併存する)パラレル通貨を受け入れない」と述べ、リブラに対し否定的な姿勢を明らかにした。
フランスのブリュノ・ルメール経済・財務相もリブラ計画に反対する意向を示しており、ユーロ圏での発行は暗礁に乗り上げたと言えるだろう。
また、リブラに反対する一方で、独仏は公的デジタル通貨の創設に向けて議論していることが明らかになった。
今後の論争にも注目だ。詳しくは以下から
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner