ドイツ政府はFacebookの暗号資産(仮想通貨)リブラの発行に対し否定的な見方を示した一方で「デジタル版ユーロ」の構想を公にした。
中国もデジタル通貨を開発中と報道されており、世界はデジタル通貨に移行する手はずを整えつつある。
ドイツのショルツ財務大臣がドイツ政府はFacebook社の暗号資産(仮想通貨)「リブラ」の計画を許容しないとの考えを示したとロイター通信が報じた。
リブラは法定通貨と1対1で交換可能なステーブルコインの一種で、米ドルやユーロ、日本円などで価値を担保する。
ショルツ財務相は「我々は(法定通貨と併存する)パラレル通貨を受け入れない」と述べ、リブラに対し否定的な姿勢を明らかにした。
フランスのブリュノ・ルメール経済・財務相もリブラ計画に反対する意向を示しており、ユーロ圏での発行は暗礁に乗り上げたと言えるだろう。
また、リブラに反対する一方で、独仏は公的デジタル通貨の創設に向けて議論していることが明らかになった。
中国でも公的デジタル通貨「デジタル人民元」の発行を計画していることが中国メディアChina Dailyにより報じられており、世界中でデジタル通貨に移行しようという機運が高まっている。
現在、貿易の世界で基軸通貨となっている米ドルに代わるデジタル通貨は現れるのか、米国の動向が気になるところだ。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner