仮想通貨取引所大手OKXがインド進出を計画、現地スタッフ雇用予定の可能性
仮想通貨取引所大手OKXが、インド進出を計画の上、現地スタッフの雇用に動いていることが分かった。CoinDeskが報じている。
今回の動きに関し、OKXの最高マーケティング責任者であるハイダー・ラフィーク氏は、「国内の開発者コミュニティを活用することでウォレットサービスを拡大するつもりである」と述べたほか、「OKXには現在約20万人のウォレットユーザーがいる」と付け加えた。また、同氏は、「インドが仮想通貨規制の枠組みを立ち上げた場合、我々はフロントランナーになりたい」と強調した。
なお、仮想通貨取引所OKXは、現時点ではその詳細については明らかにしていない。
インドにおける仮想通貨規制の実情
インド国内における仮想通貨に係る規制上の不確実性は依然として大きな問題点として残っている。
同国の規制当局は、仮想通貨の利益に対して厳しい税金を課したものの、仮想通貨の適法性については、未だその正式な見解を明示していない。
他方、インド最高裁判所は7月、仮想通貨関連の刑事事件を捜査する連邦機関を設立する意向があるかどうかを記録するよう連邦政府に指示したとも伝えられており、仮想通貨規制の明確化に向けた動きもみられるようにも思える。
仮想通貨に対するインド当局のスタンスは依然として不明瞭だが、インド準備銀行は中央銀行デジタル通貨、いわゆるデジタル・ルピーの研究と開発を続けているとも報じられており、今後の同国の動向に注目していきたい。
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この記事は「Crypto exchange OKX plans to enter India, hire local staff: CoinDesk」を参考にしています。