米投資会社ポールソン&カンパニーの社長兼ヘッジファンドマネージャーであるJohn Paulson氏が「仮想通貨に本質的な価値はない」と語った。
同氏はサブプライムローン問題を予見し、クレジット・デフォルト・スワップに投資することで住宅ローン担保証券に賭け、世界的に有名になった人物である。
米投資会社社長が仮想通貨に懸念を示す
米投資会社ポールソン&カンパニーの社長兼ヘッジファンドマネージャーであるJohn Paulson氏がBloomberg TVで、カーライル・グループの創業者であるDavid Rubenstein氏と仮想通貨やビットコインについての見解を語った。
「仮想通貨の信奉者であるか」という質問に対し、Paulson氏は「いいえ」と断言した。
その理由として同氏は以下のようにコメントしている。
限られた量しか供給されないため、仮想通貨はバブルだと思っています。限られた供給量よりも需要が多ければ、価格は上がるが、需要が減れば価格は下がります。どの仮想通貨にも限られた量しかないということ以外に、本質的な価値はありません。
また同氏は「高揚感がなくなったり、流動性がなくなったりすればゼロになり、いずれ無価値であることが証明されるだろう。そのため、私は仮想通貨への投資を誰にも勧めない」と付け加えた。
仮想通貨の場合、ダウンサイドは無限にあります。だから長期的には正しくても、短期的には全滅してしまうのです。例えば、ビットコインが5,000ドルから45,000ドルになったように、ショートするにはあまりにもボラティリティが高すぎるのです。
ボラティリティの高さから「価値の保存手段」としてのあり方に否定的な見方も多くあるビットコイン。資産としてどのような価値を評価を得ていくのか、続けて注目していきたい。
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この記事は、Bitcoin.comの「Billionaire John Paulson Warns Cryptocurrencies Will Be Worthless, Bitcoin Too Volatile to Short」を参考にして作成されています。