93,000人のユーザーが偽の仮想通貨マイニングアプリを購入させられる
インターネットセキュリティ会社の「Lookout社」は、アプリダウンロードのプラットフォームを通じて93,000人余りが偽の仮想通貨マイニングアプリを購入させられたというレポートを発表した。同社は、従来の購入者から個人情報を吸い上げるアプリと比べて巧妙に作られており、検出できなかったアプリがいまだに潜んでいる可能性があるため、ユーザーに注意を呼びかけている。
レポートによると、偽アプリはクラウドマイニングのプラットフォームを真似て作られている。偽の数字を表示してあたかもマイニングをしているように錯覚する画面が表示されるが、実際にはなにもしていないという。そして、マイニングによって貯まった仮想通貨を引き出そうとするとエラーメッセージが出て引き出せないようになっている。
Lookout社は偽アプリのグループを、支払い方法の違いによって「Cloud scam型」と「Bitscam型」の二つに分けた。「Cloudscam型」はGoogleでのみ支払いを受け付け「Bitscam型」ではビットコインやイーサリアムの支払いも受け付けている。同社は「Bitscam型」だけでも少なくても35万ドル(約3,750万円)以上の被害があったと推測している。
今回の犯行について、詐欺師は仮想通貨を始めて間もないユーザーをターゲットにしていると考えられる。経験が浅く知識も不十分な初心者に対し、アプリの購入費や費用を伴うアップグレードによるサブスクリプションモデルを組み、利益を得たものと見られる。
今回の一件を受けGoogleは該当アプリを削除したが、他のプラットフォームからはいまだにダウンロード可能である。これ以外にも多くの偽アプリが潜んでいる可能性があるため、注意が必要だ。
Lookout社は偽アプリのダウンロード防止のために「開発者、開発会社を調べること」「公式アプリからダウンロードする」「ユーザーレビューを読んで異常がないかを見る」などの対策をするように呼びかけている。
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この記事は、news.bitcoin.comの「93K Users Scammed Into Buying Fake Cryptocurrency Mining Apps」を参考にして作成されています。