仮想通貨ウォレット「Ledger」の顧客が人気投稿サイトRedditにて、偽の仮想通貨ウォレットが郵送されたことを明かした。送付されたパッケージには、自身のLedgerウォレットがセキュリティ上の危険にさらされており、交換の必要性を主張する内容の手紙が入っていたという。
犯人は偽ウォレットの送付を行い、顧客のシードフレーズの入手を目的としていると考えられている。シードフレーズとはパスワードの一種であり、ウォレットにアクセスするためのものである。
セキュリティコンサルタントである、Mike Grover氏はこの犯罪行為について以下のように述べている。
犯人は偽ウォレットに不正で有害な影響を引き起こすコード(マルウェア)を仕込み、シードフレーズを入手し、Legder利用者の仮想通貨を盗むことを目論んでいると見られます。
Ledger社は当件を受け、公式ホームページでフィッシング詐欺ページを更新し、この新しい手口についてユーザーに警告をしている。
同社は昨年2つのデータ漏洩に見舞われている。最初の事件は2020年7月14日に発生し、身元不明のユーザーが9,500のメールアドレスと100万件の電子メールにアクセスされた。2回目の事件は2020年12月20日に、Ledger社が抱える情報がインターネット上に流出した。その結果、ユーザーはメールによるフィッシングおよび詐欺攻撃を受けることとなってしまった。
仮想通貨に関する犯罪・詐欺行為は複雑化しており、仮想通貨保有者は様々なリスクを警戒しなければならない。情報を正しく見極め、念入りな確認をした上での行動が求められる。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner