マイクロソフトがビットコインキャッシュ(BCH)での支払いを受け付け
マイクロソフトユーザーは、アカウント(マイクロソフトアカウント)への入金にビットコインキャッシュを使用することができるようになりました。マイクロソフトアカウントでは従来よりビットコイン決済が可能ですが、ついにライバルが登場したことになります。
今回ビットコインキャッシュが支払い手段として追加された背景には、2017年の12月に決済システムBitPayがビットコインキャッシュに対応したことがあります。マイクロソフトの暗号資産(仮想通貨)決済システムはBitPayを使用しているため、今回新たに追加が行われたことは、自然な流れと見て良いでしょう。
また、公開されたスクリーンショットを見る限りでは、マイクロソフトアカウントでのビットコインキャッシュ決済は「0 Confirmation」であることが伺えます。0 Confirmationであれば、送金手数料は不要で、送金時間もほぼ0となります。一方のビットコイン決済は通常通り手数料が必要となっています。
Microsoft Accepts Bitcoin Cash (BCH).@Microsoft now accepts BCH payments to credit your account. Instant ?, 0 fee ?, as a cryptocurrency should be! pic.twitter.com/R9JpYlssqR
— Bitcoin Cash (BCH) News (@BTCNewsUpdates) March 12, 2018
広まりを見せるアルトコイン決済
以前はビットコインのみが存在した暗号資産(仮想通貨)決済手段ですが、ビットコインの送金手数料、送金時間の問題を受け、アルトコインによる決済が広まりを見せています。
2017年12月にBitPayがビットコインキャッシュによる決済を追加しましたが、2018年2月にはライトコインによる決済であるLitePayが始動しました。現在LitePayはカード発行会社との間の問題で、サービスの一つであるデビットカード発行に漕ぎ着けていませんが、2018年中にスターバックスがライトコイン決済を導入するのではという報道が流れるなど、ライトコイン決済への高い期待感が伺えます。
一方、送金にかかる手数料という面では、ビットコインの存在感が再び大きくなています。一時的に1200satoshi/bytesを超えていたトランザクション手数料は、わずか30satoshi/bytesほどまで減少しています。
コインパートナーの見解
マイクロソフトによってビットコインとビットコインキャッシュが競い合う場が設定されたことは注目に値するでしょう。実際に両者がどこまで普及していくかは現時点ではまだはっきりとは分かりませんが、今後既存のクレジットカード決済等と競い合う展開になったときに、その真価が問われるでしょう。
また、アルトコインによる決済サービスが増える中で、企業が暗号資産(仮想通貨)決済を採用するケースの増加が予想されます。0 Confirmationの利便性とリスク、など検討すべき点は多いですが、期待感が高まります。
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