暗号資産(仮想通貨)データ分析企業TradeBlockが提供した驚愕のデータを公表した。
同データによると、VisaやMastercard、PayPalなど超大手企業の株価下落率が、ビットコイン(BTC)価格の下落率を上回っており、ビットコイン市場はコロナウイルスの影響を大きく受けていないという。
ビットコイン(BTC)は大手株式よりも優秀!?データが示す仮想通貨の将来的可能性
2020年に入り、コロナウイルスが世界経済に及ぼしている影響はとてつもなく大きく、あらゆる企業が莫大な損失を被ってきた。
それは、世界的大企業すらも例外ではなく、その株価は大幅な下落を遂げた。
大手企業株価に下落率で大きく勝るビットコイン(BTC)市場
以下のグラフ(TradeBlockより引用)からも分かるように、グローバルな金融関連事業を展開するシティグループ(Citigroup Inc.)とウェルズファーゴ(Wells Fargo)の株価は、2020年以降約50%も暴落している。
さらに、JPモルガン(JP Morgan Chase)やバンクオブアメリカ(Bank of America)は30%~40%もの株価下落、VisaやMastercard、およびPayPalでは、10〜20%もの株価下落を記録している。
コロナウイルスの影響を受け、数々の超大手企業が世界経済の混乱に飲み込まれていく。
しかし、暗号資産(仮想通貨)データ分析企業TradeBlockが公表した新たなデータによれば、全体的に見ればビットコイン市場は突出してコロナウイルスの被害を比較的受けていない傾向にあるという。
というのも、2020年以降、ビットコイン(BTC)価格は大幅な乱高下を繰り返しつつも、トータルで見ればその損失は5%未満におさまっているからだ。
コロナウイルス感染拡大以降、不安材料ばかりが注目されがちではあったが、中期的な視点で見ればビットコイン市場は非常に安定的だという。
そもそもなぜビットコイン(BTC)市場は比較的安定しているのか?
ビットコイン市場はなぜコロナウイルスの影響が比較的小さいのかについて、米メディアは以下のように報じている。
「金融関連企業などは、大量の住宅ローン破綻によって、大きな損失を被っている。 また、オンライン決済サービス提供企業は、小売業者の急激な売り上げ額減少によって、損失を受けている。」
「そんな中、ビットコイン(BTC)も、今年初めにコロナウイルスによる株価暴落にともなって、大きな損失が出た。しかし、ビットコイン(BTC)は、世界経済との関係が比較的希薄であるため、現在経済面で起こっている連鎖反応に抑制されることがなかった。それゆえ、ビットコイン市場は株式市場よりもはるかに速く立ち直ることができたのだろうと考えられる。」
独自の経済圏を構築する暗号資産(仮想通貨)市場
かつてから、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)は、既存の世界経済圏から切り離された独自の経済圏を構築することができるとして注目を浴びてきた。
ビットコイン(BTC)市場がコロナウイルスによる被害を小さく留められているのは、その非中央集権的な性質に起因すると考えられる。
世界経済が著しく低迷する中、ビットコイン(BTC)はその潜在的可能性をグローバルに示すことができるのか?
今後の暗号資産(仮想通貨)市場の展開に、ますます目を離せない。
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