大手ファンドにもビットコインが組み込まれる時代が年内にも始まろうとしている。
金融緩和による既存金融商品のリスクが上昇し、現金資産が増えている状態から資金の向い先は限定されており、ビットコインは数少ない有望な投資先になりそうだということだ。
ファンドマネージャーの期待が向かうビットコイン
著名な暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドCEOは、今後1年でビットコインが2万ドルまで上昇すると予想している。
暗号資産(仮想通貨)ファンド、Pantera CapitalのCEO、モアヘッド氏は、ファンドの投資者に対してこのようなメッセージを送っている。
「今回の経済危機は前例のない規模にまで拡大する見込みであり、戦後の景気後退を超えるものになるであろう。今の経済状況は、今後12カ月でビットコインが新高値をつける原因になる可能性がある。ビットコインの上昇は一晩で起こるものではないが、今回の危機が招いた金融緩和策はビットコイン上昇につながると確信しているので、われわれはその準備をしている。」
彼の分析の要点は、金融緩和策や、総額2兆ドル(約220兆円)におよぶ財政出動の結果、連邦政府の赤字が膨大になる。
その結果、投資家がかかえる大量の資金は国債にも、ドルにも向かえない。
今後暗号資産(仮想通貨)の購入を考える有力ファンドマネージャーは自然と増加する。
今回の経済危機はコロナウィルスといういわば天災に近いものがもたらしたものなので、機関投資家も今後の状況を分析しポートフォリオを見直して、新たな動きを始めるのに半年ほどかかる。
その後、ビットコインの上昇が始まるであろう。
モアヘッド氏とPantera Capitalは、その時に備えているということだ。
ちなみに、モアヘッド氏が最初にビットコインの分析を初めてのは2013年で、その時点では105ドルに過ぎなかったビットコインが5000ドルを超えることを予測していた。
その上昇は、ビットコインを金融資産とみなす認識の増加と歩調を合わせると述べていた。
今回の経済危機によって、よりいっそう暗号資産(仮想通貨)を取り巻く環境が成熟し、暗号資産(仮想通貨)を重要な投資先とみなす動きが増えていることを彼は歓迎している。
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