本日の相場では、朝方と共に下振れし、優勢となった売りトレンドが継続したものの、4時間足抵抗ライン62,150ドルでの反発と同時にマチマチな展開が続く光景が見られた。
また、この後に表示されている”清算されたロング&ショートの数”を見てみると、ロングの値が大きいのに比べてショートの清算が小さいため、この抵抗ラインでの買い勢力の決済が行われたものの、今後の下落傾向を懸念した買いへの参入が少ないことが分かる。
しかし、これまでの4時間足チャートからも確認できるように、62,150ドルラインはかなり強力な反発ラインであることに加え、日足チャートでは上向き80EMAにもタッチしたことが確認できている。
そのため、今後は上位足の反発を狙った買い勢力の買い戻しに期待が出来そうだ。
エントリー:4時間足抵抗62,150ドルでの反発と共に短期足EMAが上向きに変わった時(63,350ドル付近)
利確:65,200ドル
損切り:エントリー時の直近安値を実体で超えた時
本日の相場では、63,400~64,100ドルでのレンジ相場からの下振れによって、1時間足80EMAの抵抗を後押しする展開になった。その後は、為替市場でドル円が160円到達するなどBTC/USDTをさらに下げさせるイベントが重なった。
今後の展開としては、テクニカル目線では1時間&4時間足チャートがキレイに売りの展開を表しているものの、4時間足抵抗62,150ドルの存在や日足の上向き80EMAタッチ後の上昇も考えることから、62,150~63,500でのレンジ相場が続きそうだ。
テクニカル目線でのショートを検討するのは良いが、62,150ドルの下振れがショートのカギとなる可能性が高いため、下振れ後の戻り売りまでは様子見を継続したほうが良さそうだ。
エントリー:1時間80EMA 63,480ドルで戻り売り後、安値切り下げしたとき(63,200ドル付近)
利確:4時間足サポート62,150で反発されたとき
損切り::1時間80EMA 63,480ドルを実体越えしたとき
取引高 | +8.17% | $38.65B |
未決済建玉(OI) | -2.05% | $30.14B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | $17.58M | |
24時間の間に清算されたショート | $3.23M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC
デリバティブデータを見る限り、62,150ドルで反発されたと同時にショート勢の決済が進んだが、その後の反発を狙う買い戻しが少ないことが、清算ロングと取引高から確認できる。
参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT
24時間ロングボリューム | +16.24% | $17.70B |
24時間ショートボリューム | +26.97% | $18.79B |
参照:https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio
ビットコイン半減期後の中期的な下落トレンドが続いているが、本日の4時間足抵抗62,150ドル到達は、今後のトレンドをより明確にするカギとなりそうだ。
テクニカルでは、1時間&4時間足がキレイに売りをサポートする形となっているが、これまで強く機能してきた日足の上向き80EMAによる買い戻しの活発化も予測できる。
本日のデリバティブデータを見る限り、ロングでの決済がショートと比較して高いものの、ボリューム自体は大きい値ではないため、今現在も引き続きショートを保有している数が一定数存在していることがわかる。
そのため、62,150ドルを下振れし、日足サポート60,300ドルに向かうか?それとも反発と同時に買い勢力が優勢になり65,000ドルを上振れするか?のどちらかが、今後の中期的な展開を示す重要なカギとなるだろう。
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投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 Kawakami