リップル社が元CTOに約28億円相当のリップル(XRP)を送金した。
両者の合意によりこれらが一斉に手放されることはないが、合意について知らない投資家が売りを急ぐ可能性はある。
リップル(XRP)大規模送金は投資家心理に悪影響か
リップル社が元CTO(最高技術責任者)のジェド・マケーレブ氏に1億枚(約28億円相当)のリップル(XRP)を送金したと暗号資産(仮想通貨)メディアBITCOINISTが伝えた。
大口の取引を監視しているTwitterアカウント@whale_alertが初動をつかんだ。
マケーレブ氏はリップル社の共同設立者の一人で、現ステラ社CTO。
2016年時点で4000億円相当以上のリップル(XRP)を所持している。
マケーレブ氏がこれらを一斉に手放すことでリップル(XRP)価格が急落する恐れがあるとの報道もあるが、それはありえない。
なぜなら、1日に売却できるリップル(XRP)の量を制限することでリップル社と合意しているからだ。
しかし、売却制限について詳しく知らない投資家が今回の大規模送金を悪材料視し、売りを急ぐ可能性は否定できない。
下落に注意が必要だ。
リップル(XRP)をめぐっては、リップル社とコミュニティの一部でいさかいが起こっている。
リップル(XRP)の年初来リターンがビットコインと比べて明らかに低いのは、リップル社がリップル(XRP)を投げ売っているからだとして、コミュニティの一部がリップル(XRP)の売却を停止するよう署名を集めるなど、抗議しているのだ。
リップル(XRP)は長期サポートラインとされる0.250ドルのほど近くで推移している。
このまま反発が見られなければ、リップル社やマケーレブ氏に対する批判はさらに強まるだろう。
(画像 TradingView - XRPUSDの日足チャート、白線が0.250ドルのサポートライン)
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