コインベースの新ラップドビットコイン、初日に1億ドルの時価総額を達成


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米国の仮想通貨大手コインベースは、ラップドビットコイントークン「Coinbase Wrapped BTC (cbBTC)」を公開し、初日に1億ドル(約140億円)の時価総額を達成した。

cbBTCはビットコイン(BTC)を裏付けとしたイーサリアム(ETH)ベースのトークンで、ユーザーが分散型金融(DeFi)体験をよりスムーズに行えることを目指している。

CoinGeckoのデータによると、cbBTCは9月12日に取引を開始し、翌日には時価総額が1億ドルを超えた。

cbBTCの仕組みと利便性

コインベースは、ビットコイン保有者が同社のラップドバージョンを利用することで、DeFi体験がどのように改善されるかを説明している。

「cbBTCは、既存のビットコインを新たなオンチェーンでの活用方法に変えることで、顧客が直面していた重要な摩擦点を解消する。cbBTCはDeFiアプリケーションとシームレスに互換性があるよう設計されており、ユーザーはビットコインを流動性として提供したり、他の仮想通貨資産を借りるための担保として使用することが可能になる」とコインベースは述べている。

具体的には、コインベースユーザーがコインベースからBaseやイーサリアムのアドレスにビットコインを送ると、そのBTCは自動的に1対1でcbBTCに変換される。

また、コインベースアカウントでcbBTCを受け取った場合も、同じ比率でcbBTCからBTCに変換される。

中央集権化への批判

一方で、Tron(TRX)創設者のジャスティン・サン氏は、cbBTCの中央集権的な性質に対して批判を展開した。

「cbBTCにはリザーブ証明がなく、監査もされていない。誰のバランスもいつでも凍結できる。要するに『信頼してくれ』というだけだ。米国政府の召喚状があれば、全てのBTCが押収される可能性がある。これはまさに中央銀行のビットコインを象徴するものであり、BTCにとって暗い日だ」とサン氏はコメントしている。

cbBTCの現状

記事執筆時点で、cbBTCは時価総額が9,766万ドル(約137億円)となっており、仮想通貨ランキングでは402位に位置している。

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投稿日時: 2024/09/17 06:33
著者: CoinPartner編集部 News_writer

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