ブラジルの証券規制当局が、現物ソラナ(SOL)ETF(上場投資信託)を承認した。
この動きは、仮想通貨ETFの世界的な展開において重要な一歩となる可能性がある。
ブラジルでのソラナETF承認
ブラジルの証券取引委員会(CVM)が、現物ソラナETFを承認したと現地で報道されている。
このETFは、ブラジルの資産運用会社QR Assetが作成し、ファンド管理会社Vortxが運営する。
現在、ブラジルの証券取引所B3の承認を待つ事前運用段階にある。
ETFの詳細
このETFは、CF Benchmarksとシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が作成したCME CF Solana Dollar Reference Rateを参照する。
QR Assetのマネージャーであり最高投資責任者のセオドロ・フルーリー氏は、「当社はこの分野における世界的なパイオニアであり、仮想通貨資産への規制された投資の主要市場としてのブラジルの地位を確固たるものにしている」と述べている。
世界のソラナETFの状況
ブラジルのこの承認により、現物ソラナETFの市場導入競争で米国を上回った形となる。
米国では、複数の現物イーサリアムETFの突然の承認を受け、VanEckや21Sharesなどの企業が米国証券取引委員会(SEC)に承認を求めてS-1登録フォームを提出している。
今後の展望
英国のスタンダードチャータード銀行は、ソラナとXRPのETFが将来的に登場する可能性があるとの見方を示している。
一方、資産運用会社のブラックロックは、ビットコインとイーサリアム以外のETFの登場にはまだ時間がかかるとの慎重な立場を取っている。
カナダでは、投資ファンド運用会社の3iQが北米初のソラナETFの申請を行っており、購入したSOLをステーキングしてリワードを得る戦略を採用する予定だ。
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