ブロックチェーンネットワークの開発において、ネットワークのセキュリティは、その成功と主流への採用のための重要な必要条件だ。
相次ぐハッキング被害によってカルダノとポリゴンはソラナより安全と見なされるようになってきている。
CardanoとPolygonのネットワークはSolanaよりも安全と指摘する声も
仮想通貨インフルエンサーのAaronとAustin Arnold兄弟が運営するTwitterチャンネル、Altcoin Daily(@altcoindailyio)は、Cardano、Polygon、Solanaネットワークの相対セキュリティに関する意見を明らかにした。
この識者は、CardanoとPolygonのネットワークはSolanaよりも安全であるように見えると言及した。
この認識は、Solanaエコシステムの過去と最近の出来事、特にSlopeとPhantomのウォレットから資金を流出させたハッキングによって、ネットワーク上のいくつかの脆弱性が露呈したことによるものだ。
今年2月には、ソラナワームホールブリッジが大規模なハッキングに遭い、3億2100万ドル(約440億円)もの資金を失う結果となった。
イーサリアムとソラナのネットワークをつなぐブリッジが悪用され、資金はWrapped ETH(WETH)で盗まれ、さらにハッカーのソラナとイーサリアムのウォレットに振り分けられた。
ソラナは2022年第1四半期に合計で3億9700万ドルのハッキング被害
Atlasのデータでは、Solanaエコシステムは5つのハッキングに遭い、2022年第1四半期だけで合計3億9700万ドル(約540億円)もの損失を出している。
ETHが18回悪用され6億3600万ドル(約870億円)の損失を出しており、Solanaが最も高い数字を記録したわけではない。
しかし、MATICが1回だけハッキングされ、ADAは全くリストになかったことから、ADAもMATICもより安全だという主張は論理的に聞こえる。
先月、ソラナベースのDeFiプロトコルであるCrema Financeが悪用され、最大800万ドル(約11億円)の資金が盗まれるに至った。
ハッカーは資金を返却し、親切な行為に対する補償を得たものの、このハッキングはSolanaエコシステムがいかに脆弱であるかを示している。
直近では、Solanaネットワークでのハッキングは秘密鍵の漏洩に繋がっており、SlopeとPhantomウォレットのユーザーは8月3日の早朝にウォレットから700万ドル(約9億6000万円)以上抜き取られる事態となった。
SolanaはProof Of History (PoH)を使用しているため、高い取引速度を誇っているが、仮想通貨コミュニティはブロックチェーンの一般的なセキュリティについて懐疑的だった。
ソラナのネットワーク使用量は2022年第2四半期に17.6%減少している。
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