Forbes誌が毎年発表している『世界長者番付』の2021年版が発表され、仮想通貨関係者は12名が名を連ねた。
仮想通貨取引所BinanceのCEO・CZ氏やMicroStrategyのCEO・Michael Saylor氏、著名投資家Winklevoss兄弟などがリストアップされている。
フォーブス誌『世界長者番付』に仮想通貨関係者が12名がランクイン
アメリカの経済誌「Forbes」が毎年発表している『世界長者番付』が今年も発表された。今年のランキングで特筆すべき事柄は、ここにランクインした仮想通貨関係者が12人に上り、昨年の3倍となっているということだ。
1987年以来、Forbesはこの番付を発表しているが、今年1位に輝いた人物は、AmazonのJeff Bezos氏だ。同氏は推定1,770億ドルを資産として保有しており、世界で最も裕福な人物となった。
Jeff Bezos氏に続いて2位となっているのは、Tesla社のCEOであるElon Musk氏だ。Tesla社は2月に大量のビットコインを購入し、一躍話題となった。また先月にはビットコインによるEV購入にも対応を始めている。しかし、Elon Musk氏は完全なる仮想通貨関係者という括りとはなっていない。仮に仮想通貨関係者に同氏を含める場合には、全部で13名と数えることができるだろう。
この世界長者番付にランクインした12人仮想通貨関係者は以下の通りだ。
- Sam Bankman-Fried氏(デリバティブ取引所FTX創業者)
- Brian Armstrong氏(仮想通貨取引所CoinbaseのCEO)
- Winklevoss兄弟(仮想通貨取引所Gemini創設者)
- Chris Larsen氏(リップル社の共同創設者)
- Michael Saylor氏(MicroStrategyのCEO)
- Jed McCaleb氏(リップル社の共同創設者)
- Fred Ersham氏(仮想通貨取引所Coinbaseの共同創設者)
- ChangPeng Zhao (CZ)氏(仮想通貨取引所BinanceのCEO)
- Barry Silbert氏(DCGのCEO)
- Matthew Roszak氏(Bloqの共同創設者)
- Tim Draper氏(Draper Universityの創設者)
この12名は、仮想通貨取引所関係者か仮想通貨スタートアップ企業に多額の投資を行うベンチャーキャピタリストとなっている。
コインパートナーの見解
このForbesによる世界長者番付を見てみても、仮想通貨が大きな資産として力を付けつつあることは疑いの余地がない。ビットコインやイーサリアム、リップルなどの仮想通貨がその価値を高めていくにつれ、今回ランクインした資産家たちも力を伸ばしてきた。Michael Saylor氏がCEOを務めるMicroStrategyなどはビットコイン投資で利益を得ている顕著な例だろう。2022年の長者番付では、今年以上に仮想通貨関係者がランクインする可能性が充分にある。
今回ランクインした12名(Elon Musk氏を含めれば13名)の名前を仮想通貨業界ニュースでまったく聞かないという日は一日もないだろう。今後も彼らが業界でどのように活躍をしていくのか。注目に値する人物たちとして引き続き動向をチェックしていこう。
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この記事は、Bitcoin.comの「World's Wealthiest Annual Ranking Now Lists 12 Crypto Billionaires」を参考にして作成されています。