※このコンテンツには広告が含まれている場合があります。
「IEOって何だろう...」
そのように疑問を抱えてはいませんか?
確かに、聞くことが増えてきたIEOについて知りたいですよね!
混乱しがちなICOとの違いや、IEOの具体例・取引所、IEOへの参加方法などコインパートナーが徹底的に解説していきます!
YoutubeでもIEOについて分かりやすく解説していますので、サクッと知りたい方は是非ご覧ください!
IEOとはInitial Exchange Offeringの略で、「プロジェクトを行いたい企業が、取引所上で仮想通貨(≒トークン)を用いて行う資金調達」です。
企業は、プロジェクトを行う為にトークンを発行し、投資家にそのトークンを購入してもらうことで資金調達を行います。
その際に発行したトークンを取引所に送付し、企業の代わりに暗号資産(仮想通貨)取引所がトークンの販売を行うものがIEOです。
IEOとICO(Initial Coin Offering)の違いは、「販売主体が違う」ことです。
ICOは資金調達したいプロジェクトを持つ企業が、トークンの発行からセールまで直接行なっていました。
そのため、スキャムと呼ばれる詐欺コインが大量に発行されることがありました。
一方IEOでは、暗号資産(仮想通貨)取引所がプロジェクトを選びます。そのため、IEOが行われるプロジェクトは取引所の審査を通ったということで、信頼性が格段に上がります。
暗号資産(仮想通貨)取引所がトークンセールを行うのか、プロジェクト開発者がトークンセールを行うのか、これがIEOとICOの違いです。
IEOでは取引所がプロジェクトの技術力や正当性を直接審査します。
ICOがブームであった時は、技術力・正当性が低いようなプロジェクトが多くありましたが、IEOではそういった中身のないプロジェクトは淘汰されていくのです。
さらに、日本の取引所で新たな暗号資産(仮想通貨)を上場させるためには、金融庁の審査も通らなければなりません。
そのためIEOを実現させたプロジェクトはとても信頼性の高いものだと言えるでしょう。
前述したように、IEOでは審査が通ってから資金調達となります。
技術力・正当性が高く中身のあると判断されたプロジェクトのみがIEOを行います。
ICOで乱発したような、資金を調達しその後何の開発をすることもなく資金を持ち逃げするといったことが起こりにくいと言えます。
↓詐欺だとの見方が強いICOについてはこちら
IEOではトークンセールが終了した後、そのプロジェクトのコインは、プラットフォームの取引所に上場されます。
ICOではトークンセールの終了後、どこの取引所にも上場しない、またはマイナーな取引所にしか上場しないといったことが多くありました。
一方のIEOでは、将来的に大規模の取引所への上場が確定している為、投資したプロジェクトのコインを必ず取引することができるので、安心感があります。
世界最大級の取引所であるバイナンスでIEOに参加することができます!
「Binance Launchpad」は、2017年12月にローンチされた世界初のIEOプラットフォームです。
明確に決まっているわけではありませんが、月に1〜3件のペースでIEOが行われています。
バイナンスでIEOに参加するには、バイナンスコイン(BNB)を保有していなければなりません。
BNBの保有量に応じて抽選券が配布され、付与された抽選券に応じて抽選が行われます。
また注目のIEOが近づくと、BNBの価格が上がるという傾向もあります。
プロジェクト | 上場日 | 上場日最高価格÷セール値 |
---|---|---|
BAND | - | - |
Perlin | 2019/8/26 | 3.5倍 |
WINK | 2019/8/1 | 7.9倍 |
Elrond | 2019/7/4 | 46倍 |
Harmony | 2019/6/1 | 7.5倍 |
Matic | 2019/4/26 | 4倍 |
Celer | 2019/3/25 | 5.5倍 |
Fetch.AI | 2019/2/25 | 6倍 |
BitTorrent | 2019/1/28 | 5.5倍 |
Bread | 2017/12/26 | 2.7倍 |
Gifto | 2017/12/14 | 4.2倍 |
Huobi Primeは、世界最大級取引所の1つフォビ(Huobi)が運営するIEOプラットフォームです。
2019年3月にローンチされ、1ヶ月に1件のペースでIEOが行われています。
Huobi PrimeでIEOに参加するにはフォビトークン(HT)の保有が必要です。
Huobiはバイナンスとは違い、先着順での購入となるのでIEOが始まったらすぐに申し込みをしないと購入できないようです。
また日本版取引所であるHuobi JapanでもIEOの検討が発表されているので、今よりもさらに手軽に利用できる日も近いのではないでしょうか。
プロジェクト名 | 上場日 | 上場日最高価格÷セール値 |
---|---|---|
EMOGI | 2019/8/1 | 7.4倍 |
Akropolis | 2019/7/16 | 18.6倍 |
Reserve Rights | 2019/5/22 | 8.5倍 |
ThunderCore | 2019/5/9 | 8倍 |
Newton | 2019/4/16 | 7.2倍 |
TOP | 2019/3/27 | 6.2倍 |
2020年8月コインチェック(Coincheck)は、東証一部上場の株式会社HashpaletteとIEO実現のための共同プロジェクトを発足したことを発表しました。
株式会社Hashpaletteは、「マンガワン」や「マンガUP!」などの大人気アプリを運営する株式会社Link-Uと、ブロックチェーン技術に精通している株式会社Hash Portの合弁会社となっています。
これが実現すれば日本初のIEOとなります。
(引用元:コインチェックプレスリリース)
販売予定のトークンは「パレットトークン(PLT)」と呼ばれ、漫画やアニメ・スポーツなどに関連するコンテンツを提供する「パレット(Palette)」というプラットフォームで利用されます。
具体的には、パレット(Palette)上で扱われるNFT(非代替性トークン)を売買する際にパレットトークンが(PLT)が用いられるようです。
パレットトークンの販売開始時期については未定ですが、IEOトークンは販売開始からたった数十分程度で売り切れてしまうケースも珍しくありません。
そのためまだコインチェックの口座をお持ちではない方は、今のうちに口座を作っておくと、いざと言う時に素早く反応できるかと思います。
現在、日本在住者でもIEOに参加できる取引所はとても少ない状況です。
今回は、海外取引所のバイナンスを例としてIEOへの参加方法を解説します。
バイナンスでIEOに参加するためにはバイナンスコイン(BNB)が必要となります。
IEO実施日から起算して過去数日間のBNB平均保有量に応じて抽選券が付与され、それが当選するとトークンを購入できるという仕組みになっています。
このBNBの保有日数は毎回異なっており、最近ではIEOのプロジェクトが発表された時には既に半分ほど過ぎていることがあります。IEOに参加したい場合は常にBNBを保有しておくことを推奨します。
BNB保有量と抽選券枚数の関係は以下の通りです。
BNB保有量 | 抽選券枚数 |
---|---|
50以上200未満 | 1枚 |
200以上300未満 | 2枚 |
300以上400未満 | 3枚 |
400以上500未満 | 4枚 |
500以上 | 5枚 |
抽選券は最大5枚であり、5枚もらうには500BNB以上保有しておく必要があります。
まずは、バイナンスに登録します。
バイナンス公式サイトより登録を行います。
登録自体は、5分もかからず終わります。
登録が完了したら、ログインをします。ここからはIEO参加に必須な本人確認を行います。
ログインすると上記のような画面になります。
「Identify Verification」をクリックします。
次に「個人(Personal)」か「法人(Enterprise)」かを選択します。
ここでは個人(Personal)で進めていきます。
個人情報の入力を行います。
上から順に、
名前・苗字・生年月日・住所・郵便番号・都市・国となっています。
身分証の発行国を選択し、書類を選びます。
日本では、パスポート・免許証・保険証などに対応しています。
その後は自撮り写真または自分の顔が分かる写真をアップロードします。
こちらにアップロードする写真は加工無し・カラーのものが要求されます。
最後に、アプリ上での顔認証が求められます。
バイナンスのスマホアプリを起動し、表示されるQRコードを読み込み認証を完成させます。
これで一連の本人確認は完了です!
IEOの申し込みをする前に、BNBを保有しておかなければなりません。
BNBを持っていない方は、BNBを最低でも50BNB購入しましょう。
2020年11月現在のレートでは、50BNB=約15万円ほどです。
BNBを購入するには、国内取引所からBTCまたはETHなどを送金する必要があります。
国内取引所の中では、BTC送付手数料が無料のGMOコインを使うのが一番おすすめです。
ここまでの全てのプロセスが完了したら、IEOプロジェクトを確認しましょう。
申し込み予定のプロジェクトが「Ticket Claim」の期間になったら抽選申し込みをBinanace Launchpadから行いましょう。
「Lottery Draw」期間になると抽選結果が出ます。
Binance Launchpadから結果を確認しましょう。
ここで当選していると、保有しているBNBが自動的にIEOのトークンと交換されます。
今回はIEOについて解説しました。
今後はIEOプラットフォームを提供する取引所が増えそうな印象ですね。
この記事がIEOの理解、参加の手助けになれば幸いです。