ビットコインETFって一体何?

そう考えているのではないですか?

暗号資産(仮想通貨)関連のニュース記事で​最近よく目にするようになった"ビットコインETF"に興味を持っている方は多いと思います。

そこで今回は、話題のビットコインETFの概要から2020年現在の現状についても解説していきます。

この記事を読めば、「ビットコインETF」についての基礎知識を全て理解できるようになり、小難しいニュースの内容もすらすらと耳に入ってくるようになるでしょう。

この記事の内容をざっくりまとめました

  1. ビットコインETFとは、ビットコインの上場投資信託のこと
  2. 現状、ビットコインETFの取り扱いがあるのは世界で一ヶ所だけ
  3. 承認されれば、市場に膨大なマネーが流れ込んでくる可能性がある
  4. ビットコインETFの鍵を握るのはSEC(米証券取引委員会)か

ビットコインETFとは?

そもそもETF(上場投資信託)とは?

ETF(Exchange-Traded Fund)とは上場投資信託のことを指し、その名の通り証券取引所に上場している投資信託のことを言います。

分かりやすく言うと、一般の投資家が自分の資産をプロの投資家に預けて代わりに運用をしてもらうことです。

運用して得た利益は元の投資家に分配されるという、投資信託の上場バージョンというイメージです。​

ETFと一般的な投資信託の違い

  ETF
(上場投資信託)
一般的な投資信託
上場 している していない
購入
価格
リアルタイムで変動 1日1回算出
購入
方法
証券取引所で購入 郵便局・銀行などの
販売会社を通じて購入
売却
可能期間
取引所の
営業時間内
ファンドによって
制限あり

ETFは証券取引所に上場するための厳しい審査をクリアする必要があるため、一般的な投資信託と比べて信頼性が高いという特徴があります。

価格や購入方法、売却可能期間にも違いがあり、ETFの方が自由度が高いため流動性も良いです。

投資家の側からしてみるとETFは高い透明性と流動性の担保された投資信託と言うことができます。

ビットコインETF申請の動き

ビットコインを対象としたETFのことを「ビットコインETF」と言います。

近年では、金融関係の企業がビットコインETFを米証券取引委員会(SEC)に申請する動きが活発になっています。

そのため、「ビットコインETF」に関するニュースが多く発信されるようになったのですね。

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ビットコインETFが承認されることによって起こる影響

ビットコインETFが承認されると何が起こるのか

ビットコインETFが
承認されるとどうなるのか

  • 仮想通貨への信用が高まる
  • 仮想通貨市場が活性化する
  • 税制が優しくなる

仮想通貨への信用が高まる

​ビットコインETFが承認されると、まず暗号資産(仮想通貨)への信用が高まることが期待されます

権威のある証券取引所で扱われる​ということは、ビットコインが正式に「金融商品」と認められたという証になるからです。

現在は、詐欺やハッキングなど様々な被害が報じられ、リスクが高い投機商品として考えている人も多いですが、ビットコインETFが承認されることによって、このような悪いイメージが改善されることに繋がるでしょう。

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機関投資家の膨大なマネーが流れ込んでくる

​続いて、ビットコインETFの承認がもたらすインパクトとしては、市場の活性化が挙げられるでしょう。

ビットコインETFが認められビットコインへの信用が高まれば、これまで暗号資産(仮想通貨)単体への投資を懸念していた機関投資家の莫大な資金が流入してくることが予想されます

投資家から集めた大きなお金を動かすプロの機関投資家たちは、フィデューシャリー・デューティー(個々の投資家たちの信任に応えるという義務)の観点から、安全性に問題のある暗号資産(仮想通貨)への投資は行ってきませんでした。

しかしビットコインETFが承認されれば、暗号資産(仮想通貨)取引の安全性・透明性が高まることで、ビットコインの金融商品としての魅力が高まり、ビットコインへの投資に参入してくるでしょう。

莫大な資金が市場に流入してくれば、ビットコインの価格にも影響する可能性は高いと見られます。

税制が優しくなることで、ユーザーの取引が活発化する

​現在日本では、暗号資産(仮想通貨)取引による利益は雑所得として扱われており、最大で利益の45%もの税金を払わなければならない仕組みとなっています。

ところが、ビットコインがETFと見なされるようになると、証券に対する課税と同様になるため税率が約20%程度まで下がることになります

新規参入のハードルが下がることで、市場にもプラスの影響を与えるのではないでしょうか。

暗号資産(仮想通貨)の税金についてはこちらの記事をご覧ください。

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ビットコインETFの問題点

米証券取引委員会(SEC)​はビットコインETFの上場審査基準として、

  1. 公正な価格評価の困難さ
  2. 流動性の低さ
  3. 詐欺や価格操作の危険性の高さ​

​などを主な理由として指摘しています。

これらのポイントについて詳しく見ていきましょう。

公正な価値評価ができない

ビットコインの価値評価はまだ難しい。

まず、SECはファンドがビットコインに対する公正な価値評価が​できないことを非承認の理由として挙げています。

ETFでは、ファンドが総資産額を出すために毎営業日に資産評価を行う必要があります。

しかし、現状では適切な価値設定ができるだけのビットコインの情報やその関連商品の情報が十分にないことが指摘されているのです。

流動性が低い

他の金融商品と比べて、ビットコインの流動性は低い。

さらに、SECからは暗号資産(仮想通貨)市場の流動性が低いことも問題視されています。

暗号資産(仮想通貨)は非常に新しい市場であり、株などの他の金融商品に比べてまだ取引量が少ないのが現状です。

それに対し、基本的にETFはいつでも売買できるような流動性の高さが特徴として挙げられます。

このようなETFの流動性を担保するには、ビットコインの取引量は少なすぎるというのがSECの見解のようです。

詐欺や価格操作の危険性が高い

ETFに求められる安全性に達していない。

SECのもう一つの懸念点として述べられているのが、暗号資産(仮想通貨)市場は、詐欺や価格操作の影響を受ける危険性が高い、という点です。

暗号資産(仮想通貨)に対する国際的な規制や法整備はまだまだ未発達であり、詐欺の被害なども相次いで発生しています。

このような状況を受けて、SECはビットコインETFを承認するに至らなかったと言えるでしょう。

暗号資産(仮想通貨)の危険性についてまとめた記事はこちら!

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ビットコインETFに関するニュースを総まとめ

ビットコインETFに関するニュースをまとめてみた

過去のビットコインETF上場申請一覧

それでは、これまでに起きてきたビットコインETF関連のニュースについて表でおさらいしてみましょう。

​日付 出来事
​2017/3​ ​・ウィンクルボス兄弟がビットコインETF​の上場を申請するも、
SECにより否決
・SolidX Bitcoin Trustの上場申請否決
2017/4​ ​・SECがウィンクルボス兄弟の申請について
再審査を行うことを発表
​2017/7 ​・LedgerXが米商品先物取引委員会(CFTC)に
暗号資産の先物業者として認可
2018/1​ ・SECがビットコインの安全性などへの懸念を書簡で表明​
​2018/7 ​・VanEck・SolidX・CBOEの3社が
ビットコインETFを申請
・SECが​ウィンクルボス兄弟による
ビットコインETFの再申請を拒否
​2018/9 ・VanEck版のビットコインETF承認可否判断を12月まで延期
2018/12 ・SECがVanEck版の申請を
翌年2月まで延期(二度目)
2019/1 ・ビットワイズ社がビットコインETFを申請
・CBOE(VanEck版)が申請を取り下げ
2019/2 ・VanEck・SolidX・CBOEがビットコインETFを再申請
2019/3 ・SECがビットワイズ・VanEck版の申請の可否判断を5月に延期
2019/5 ・SECがビットワイズ・VanEck版の申請の可否判断を8月に再延期
・Wilshire Phoenix社がビットコインETFを申請
2019/8 ・SECがビットワイズ・VanEck版の申請の可否判断を
10月に延期
2019/9 ・VanEck版ビットコインETFの申請が取り下げ
2019/10 ・SECがビットワイズの申請を非承認
2019/11 ・SECがビットワイズのビットコインETF申請の再審査を発表
2019/12 ・Wilshire Phoenix社の申請に関する可否判断を翌年2月に延期 ​
2020/9 世界初のビットコインETFがバミューダ証券取引所で承認
ブラジルのファンド企業Hashdexと米ナスダックが提携し発行。

以上のように、これまでの経緯を見てみるとSECへのビットコインETF申請はことごとく非承認とされてきていることが分かります。

2020年9月に世界初のビットコインETFがついに承認!

世界初のビットコインETFがついに実現!

ところが2020年9月、ブラジルのファンド企業であるHashdexと米ナスダックが提携し発行するビットコインETFが、バミューダ証券取引所に上場することが決まりました。

バミューダ証券取引所は小さな取引所ではありますが、ビットコインが世界に認められるための大きな一歩だと言えます。

BTC価格への影響はあまり見られませんが、正式に取り扱いが始まれば、少しずつ市場に資金が流れ込んでくるでしょう。

今後、SECがビットコインETFを承認するときはくるのか

SEC(米証券取引委員会)はまだ承認していない

実は、バミューダ証券取引所はSEC(米証券取引委員会)の管轄ではありません。

つまり世界No.1の取引量を誇るアメリカの証券取引所では、まだビットコインETFは承認されていないということです。

バミューダ証券取引所への上場がニュースになった段階で、BTC価格にはあまりにも変化がありませんでした。

もちろんこのファンダ要因のみで価格が変化するとは断言できません。

ただ、これまでビットコインETFの多くがSECに申請されていたことから、SEC(もしくは世界レベルの取引量を誇る別の取引所)が承認しなければ、機関投資家たちの期待に応えることはできないのかもしれません。

果てして今後SECがビットコインETFを承認する日はくるのか。要注目です。

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ビットコインETF ​まとめ

この記事のまとめ

  • ビットコインETFとは、ビットコインの投資信託が上場したもの
  • アメリカでは、ビットコインETF承認への動きが高まっている
  • 承認されれば機関投資家の資金が流れこむことが予想されている
  • ビットコインETF承認のキーパーソンはSECか

​今回はビットコインETFについて解説してきました。

ビットコインETFが承認されれば、ビットコインへの信頼度や期待値が高まり、価格の上昇に繋がることが予想されます。

長期目線での投資を検討されている方は、今のうちにセキュリティの強い取引所でビットコインを保有しておくのが良いかもしれませんね。

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(Coincheck公式)