オランダ最大の金融グループが暗号資産(仮想通貨)カストディの技術を開発中と報じられた。

大手銀行の参入は、これまで暗号資産(仮想通貨)に投資してこなかった新しい顧客層を惹きつける推進力になる。

「仮想通貨の保管技術を開発中」と情報筋

オランダの総合金融グループINGが暗号資産(仮想通貨)など顧客のデジタル資産を預かるカストディ技術の開発を行っていると情報筋が明かした。

INGグループの保有資産額は9800億ドル(約107兆円)以上とオランダで最大。

プロジェクトはまだ初期段階で、ブロックチェーンに関わるいくつかの新構想の1つだとしている。

INGグループは「資産に裏付けられたトークンや(株式や債券などをトークン化した)ネイティブセキュリティトークンといったデジタル資産への機運が増している」とコメントし、この分野の将来性を高く評価した。

この動きは、新しいEUの第4次マネーロンダリング防止令が銀行に暗号資産(仮想通貨)の売買や保管を認めない条項を削除したことを受けて取られたものだ。

ドイツは上下両院で新法を採択しており、来年1月から施行されると現地メディアHandelsblattは伝えている。

(引用元:REUTERS, The Daily HODL)

一般向け銀行の参入拡大で業界の裾野広がる

暗号資産(仮想通貨)はその性質上、テクノロジーが苦手なユーザーには縁遠いものだった。

ハッキング被害や詐欺のニュースも多く、犯罪の道具という印象も根強い。

しかし、一般消費者向けのサービスを展開する知名度の高い金融機関が暗号資産(仮想通貨)事業を始めれば、そうしたハードルの多くは取り払われる。

顧客層の拡大につながり、市場の活性化が期待される。

各社が工夫を凝らして新しい金融商品を登場させることで、既存の投資家も恩恵にあずかれるだろう。

 

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