ケニア中銀総裁が、国の準備金をビットコインに変えるべきという意見について、「狂気」と表現。
不安定で支払いに向かず、セキュリティの問題がある仮想通貨は、現状抱えている問題を解決する手段にはならないとの見解を示した。
ケニア中央銀行総裁Partick Njoroge氏が、国の準備金をビットコインに変換するという案について「狂気」と表現した。
同氏はさらに、準備金のビットコイン変換に同意する者は投獄されるべきと、この案について強い否定を繰り返した。
ケニア中銀はこれまでにもたびたび仮想通貨について勧告・警告を発しており、国民に仮想通貨の投資及び取引を控えるよう求めている。
仮想通貨はボラティリティ(価格変動性)が高く、投資や日常的な決済には向かないというのが同行の主張だ。
ただ一方で、ケニア国民の仮想通貨に対する関心は高く、過去の調査では、ケニア国民の仮想通貨保有率が世界で5位、アフリカで1位であったことが明らかになっている。
Njoroge氏は仮想通貨がケニア経済にもたらし得るというメリットについて、ケニア議会の議員たちの前で改めて否定的な見解を述べた。
私たちの経済において、仮想通貨はどのような問題を解決しているのか。仮想通貨は支払や取引のためのより優れた手段なのか。答えはノーだ。セキュリティの面で銀行口座よりも優れているというのか。答えはノーだ。
しかし同氏によると、仮想通貨の採用を「良いこと」と捉える意見は多く、同氏や議員たちに強い「圧力」がかかっているという。
このようなことを推し進める一部の人々から、あなたたちが大きな圧力を受けていることは知っている。彼らにとって、それ(仮想通貨の採用)は良いことだからだ。私たちの準備金をビットコインで運用するよう働きかけている人たちが、大勢いると断言できる。
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著者: CoinPartner 編集部 News_writer