カルダノ創設者は、仮想通貨が弱気相場にある今こそ業界が協力関係を築くチャンスだと捉えている。

弱気相場においては利益の奪い合いよりも、問題点についての議論のほうが盛んにおこなわれるからだという。

仮想通貨の弱気相場は、手を取り合うチャンス

カルダノ創設者のチャールズ・ホスキンソン氏は24日にYouTubeで公開されたインタビューで、昨今の弱気相場が仮想通貨業界にもたらし得るメリットについて語った。

リーダーシップが空白である時こそ、リーダーが生まれる。したがって、私たちの今後1~2年間の課題は、相違点を脇に置き、前進し、より高い水準に到達することだ。私はそれができると思う。

ホスキンソン氏は、強気相場のうちは利益を奪い合うような関係でも、弱気相場においては協力関係の構築が容易になると説明する。

人々は非常にくたびれていると思う。弱気相場では、強気相場よりもかなり協力しやすい。

強気相場では、誰もが財産を奪い合い、誰もが互いの人材を引き抜き合っている。弱気相場ではそのような見方をする必要はなく、「よし、築こう、協力しよう、話し合おう」と言うだけでよい。

またホスキンソン氏は、仮想通貨業界内だけでなく、政府との歩み寄りも必要だという考えを示した。

私たちは何兆ドル(何百兆円)規模の経済成長と価値について話している。政府があまりに厳しい態度だと、業界全体がアメリカから去ってしまうだろう。

仮想通貨市場における弱気相場を業界にメリットをもたらし得ると考えているのは、ホスキンソン氏だけではない。

米証券取引委員会(SEC)のコミッショナー、へスター・パース氏は、残るべき企業と淘汰されるべき企業の選別が進むことや、市場にストレスがかかった時の反応を知ることができることなどを、弱気相場ならではのメリットとして捉えている。

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