アルゼンチン中央銀行が金融機関に対し、顧客に仮想通貨サービスを提供することを禁止する通達を出した。
同国では先日、国内大手銀が仮想通貨の取り扱いを開始することを発表していた。

中央銀行が金融機関の仮想通貨サービスを制限

アルゼンチン中央銀行(BCRA)は今月5日の木曜日に、金融機関が仮想通貨サービスを顧客に提供することを禁止すると発表した。
BCRAは仮想通貨に対して明確な規制が整っていないため、国内の金融機関がそのような機会を提供することはできないと述べている。

BCRAが命じた措置は、これらの資産を用いた取引に関連し、金融サービスの利用者や金融システム全体に対して発生し得るリスクを軽減することを目的としています。

また同機関は、仮想通貨はボラティリティが高く非常に不安定であり、マネーロンダリングやテロ資金の調達に利用される可能性があるとして以前から警告していた。

一方でアルゼンチンでは数日前に国内最大級の民間銀行Banco Galiciaとデジタル銀行のBrubankが、仮想通貨企業のLiriumと提携して顧客に仮想通貨サービスを提供することを明らかにしていた。
同国では若い世代を中心として仮想通貨の需要が高まっており、ブロックチェーン分析会社Chanalysisのレポートによると、アルゼンチンの仮想通貨の普及率は世界第10位となっている。

この背景としては、同国のインフレ率が突出していることが挙げられており、先月政府から提供されたインフレデータでは、3月の月間インフレ率が6.7%であったことが報告されている。
さらに専門家は今年のインフレ率を60%と予想しており、貧困層である約40%の国民に打撃を与えることになると述べている。

この記事を読んだあなたへのおすすめ↓↓↓

トレード戦略や投資の最新情報をサロン内にて配信中!!

>>オンラインサロンの詳細を見る >>Discordから入会する

この記事はBITCOIN MAGAZINEの「CENTRAL BANK OF ARGENTINA BANS BANKS FROM OFFERING BITCOIN, CRYPTO SERVICES」を参考にして作られています。