世界銀行が、ビットコイン導入を進めているエルサルバドルからの支援要請に対して「世界銀行がサポートできるものではない」と回答したことがREUTERS誌によって報じられた。

IMFとの調整も含め、エルサルバドルには解決すべき課題が未だ数多くある。

世界銀行はエルサルバドルからの支援要請を拒否

世界銀行が、エルサルバドルがビットコインを法定通貨として迎え入れようとしていることに対する支援要請を拒否した。この機関は大規模な金融プロジェクトを進める国に対して、助成金の支出や技術支援を行っている。

世界銀行の広報担当者はREUTERS誌に対し、ビットコインには「環境面や透明性の面で欠点がある」と述べた。

我々は通貨の透明性と規制プロセスのためにエルサルバドルを様々な形で支援することを約束しています。政府はビットコインに関する支援を我々に打診しましたが、環境と透明性の欠点を考えると世界銀行が支援できるものではありません。

エルサルバドルのアレハンドロ・セラヤ財務大臣は、政府がビットコインに関する技術支援を世界銀行に打診したことを先日報告している。

ビットコインを法定通貨として採用するというエルサルバドルの決定に疑問を投げかけた主要金融機関は、世界銀行だけではない。

国際通貨基金(IMF)は今月始め、ジェリー・ライス氏を通して以下のとおり見解を述べた。

ビットコインを法定通貨として採用することは、非常に慎重な分析を必要とし、多くのマクロ経済、金融、法律上の問題を引き起こすため、我々は動向を注視して当局との協議を続けていきます。仮想通貨は大きなリスクをもたらす可能性があり、それらを扱う際には効果的な規制措置が非常に重要となります。

未だ大きな壁を多く抱えるエルサルバドルだが、どのように一つひとつの課題を解決していくのか。続けて各機関や各国がどのように対応していくのかについても注目していきたい。

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この記事は、U TODAYの「World Bank Says It Cannot Support Bitcoin in Response to El Savaldor's Request for Help」を参考にして作成されています。