最近行われたバンク・オブ・アメリカの調査によると、調査に参加したファンドマネージャーの大半がビットコインはバブルだと考えているようだ。

この調査には、6500億ドル以上の運用資産を持つ200人以上のファンドマネージャーが参加している。

81%のファンドマネージャーがビットコインを"バブル"とみなす

バンク・オブ・アメリカが発表した最近の調査によると、5人に4人以上(81%)のファンドマネージャーが、ビットコインはバブルだと考えているようだ。この数字は、5月の75%から上昇している。

同行は、6500億ドル以上の運用資産を持つ計224人のファンドマネージャーを対象にこの調査を行った。

この結果は多くのファンドマネージャーが持つ、ビットコインの高ボラティリティと規制の不確実性への不安を顕著に示している。多くの回答者は、仮想通貨が安定した資産クラスであるかどうかについて懐疑的な姿勢を持っているようだ。

出典:バンク・オブ・アメリカ

しかしこの結果に対して、ビットコインに好意的な姿勢を示している人物ももちろんいる。Quantum EconomicsのアナリストであるJason Deane氏はDecrypt誌に対して以下のように語った。

今回の調査は、ビットコインがどのような問題を解決するのかについての理解不足が特定の分野でまだ蔓延していることを示しています。つまり、現時点では、ビットコインは単なる取引対象の資産の1つと見られています。

同氏は「ファンダメンタルズは、ビットコインが将来的に大幅な価格上昇を迎えるという立場を支持している 」と付け加えた。

(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)

ファンドマネージャーらが指摘するビットコインのボラティリティだが、6月中旬も動きとしてはある程度活発なものとなっている。400万円台を下回っていたビットコインは13日から再び上昇を始め、16日3時台には455万円にも一時達した。当記事執筆時点(17日18時台)では434万円台となっている。

テスラ社のイーロン・マスク氏の動向などもあり、上昇と下落が顕著に移り変わっているビットコイン。年始めの大幅上昇などを考慮すると、現段階ではまだまだ安定していない状態が続くが、"資産"としての価値を今後どれほど見い出せるのかに期待していきたい。

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この記事は、U TODAYの「Bank of England Governor: Cryptocurrencies Could Be Worth "Nothing"」を参考にして作成されています。