大手仮想通貨取引所バイナンスの米国部門であるバイナンスUSが、提携銀行の獲得に苦戦している。
同取引所は以前まで、今回破綻したシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行を利用していた。
バイナンスUSが提携銀行獲得に苦戦
バイナンスUSがシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻後、顧客資金を扱う銀行を見つけるのに苦戦していると、ウォールストリートジャーナル(WSJ)が報じている。
関係者によると、クロスリバー銀行とカスタマーズ・バンコープに打診したものの、規制リスクへの懸念から銀行が消極的となっており、交渉は失敗したとのことだ。
バイナンスUSの広報担当者はWSJに対して、米国を拠点とする複数の銀行や決済プロバイダーと連携し、より安定したプラットフォームを構築することや内部システムをアップグレードしていくと語っている。
なお同取引所では、顧客に対して新しい銀行および決済サービスプロバイダーに移行するため、一部の米ドル預金サービスに一時的な影響が生じるとアナウンスしている。
この他にも同取引所は、先月27日に経営破綻した仮想通貨融資会社のボイジャー・デジタルの買収計画をニューヨーク連邦裁判所から仮差し止めを命じられるなど、苦境が続いている。
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この記事はReutersの「Binance's US arm struggles to find bank to take its customers' cash, Wall Street Journal reports」を参考にして作られています。