2025年までに287億ドルのメタバース産業構築を目指す=中国浙江省

中国浙江省がメタバース計画を発表

中国の浙江省は12月15日、国内最大のメタバース拠点となることを目指したメタバース発展計画を発表した。この計画は、複数の活発な企業のメタバースへの統合を想定しており、2025年までに287億ドルのメタバース産業を生み出すことを目標としている。

この文書の中で、同州は2023年から始まる目標達成のために必要なアクションを概説した。そのひとつに、AIやVR、さらにはブロックチェーンなどメタバースに関連するいくつかの重要な技術に携わる業界リーダー10社と50社のインキュベーションが含まれている。これらの技術は、製品生産、工業デザイン、医療、そして政府までをもこのメタバース推進に統合するために、いくつかのプロセスに適用される予定だ。

この文書は、同じくメタバースを開発要素として関心を持つ中国の他の地方自治体がすでに打ち出し、発表している計画を反映している。6月には、上海が5,200万ドルのメタバースのクラスターになるための独自のロードマップを発表した。

中国はメタバースプロジェクトの温床となりつつあり、国内の複数の企業が関連技術の開発に関心を示している。9月5日、現地の情報筋は、同国のメタバース産業が7億8,000万ドルを調達し、この数字は2030年までに5兆8,000億ドルにまで拡大すると予想していると報じた。

また、中国政府も、メタバース関連技術の開発に関心を寄せている。中国政府は11月、より没入感のある体験を構築するための技術を進歩させるため、VRを研究する計画を示した。同計画では、ユーザーがオンラインで交流できる仮想社会世界の構築を構想している。

この記事は、Bitcoin.comの「Chinese Zhejiang Province Aims to Build a $28.7 Billion Metaverse Industry by 2025」を参考にして作成されています。