テラ崩壊を事前に警告したヘッジファンドマネージャー、ガロアキャピタルの共同創設者によると、ヘッジファンドの資本の半分がFTXに閉じ込められたままになっているという。
ガロア共同創業者のKevin Zhou氏は、投資家向けに状況を説明するレターを書き、今回の事態を「深くお詫びする」と述べた。
ガロアキャピタルの資産がFTXに閉じ込められる
ガロアキャピタルは、会社の資本の半分がFTXに引っかかったと顧客に伝え、資産の回収には数年かかると共同創設者は述べている。
2022年11月11日、フィナンシャル・タイムズ(FT)は、仮想通貨ヘッジファンドであるガロアキャピタルに起因する投資家に送った手紙について報じた。
手紙によると、ガロア共同創設者のKevin Zhou氏は、同社の資本のおよそ半分が "FTXに張り付いている "と説明した。
FTは、6月のGaloisの運用資産(AUM)が、約1億ドル(約140ドル)の損失である可能性を示していると報じている。
「このような現状に陥ったことを深くお詫びする。我々は、どんな手段を使ってでも、動かなくなった資本を回収するチャンスを最大化するために不断の努力をする。」と、ガロア共同設立者は語った。
CEOはさらに、ガロアには「大量のオープンポジション」があったが、「FTXで資金を保有することによる破産リスクを過小評価していた」ため、閉鎖せざるを得なかったと述べている。
ガロアは数年をかけて資産回収を目指す
ガロアキャピタルのヘッジファンドマネージャーは、かつてガロア誕生以前はクラーケンの社員であった。
また、Zhou氏はTerraが破綻するかなり前にその赤信号を呼びかけたことでも知られており、さらにTerraの創業者Do Kwon氏とオンラインでいざこざを起こしていた。
この書簡によると、Zhou氏はガロアの顧客に対して、FTXの破産手続きにおいてチームが債権者になることを発表したという。
「数年かけてFTXの資産の何割かを回収することになると思う」とガロアキャピタルの共同創業者は付け加えた。
報道によると、FTXのウォレットはハッキングされたとされ、オンチェーンデータによると、FTXの資金はゼロに枯渇している。
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