仮想通貨取引やDeFiには投資家保護のための規制が必要|米SEC委員長


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米国証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長が、仮想通貨市場での投資家保護のための規制強化が必要であるという認識を示している。
同氏はエリザベス・ウォーレン上院議員に宛てた書簡で、立法上の優先事項は、仮想通貨の取引や貸付、およびDeFiプラットフォームに集中する必要があると述べている。

仮想通貨取引やDeFiには投資家保護のための規制が必要

米SECの委員長であるゲーリー・ゲンスラー氏が、仮想通貨の規制が必要であると明文化している。
先月、エリザベス・ウォーレン上院議員が不透明性の高い仮想通貨市場に対処するため、新たな保護策を導入するように求める文書をSECに提出しており、その意見に同意する形となっている。
文章の中でゲンスラー氏は、仮想通貨が米国の投資家の安全性と金融の安定性に多くの脅威をもたらすことに言及している。

仮想通貨の世界には、トークンを取引したり、貸し出しできるプラットフォームがあります。
米国の一般市民は、中央集権型および分散型金融(DeFi)プラットフォームの両方で、仮想通貨の売買や貸し出しを行っています。
これらの様々なプラットフォームは、証券取引法に関係するだけでなく、プラットフォームによっては商品取引法や銀行法にも関係すると思います。
このことは、投資家保護や不正行為の防止、金融の安定性の確保に関わる多くの問題を引き起こしています。

また、同氏はステーブルコインがマネーロンダリングでの使用や税金および制裁などを回避するために使用される可能性があると述べており、多くの仮想通貨が必要な情報開示のない未登録の証券である可能性が高いとの見解を示している。
そして同氏は仮想通貨の取引や貸付、DeFiプロトコルの規制を優先するべきであると述べている。
今回の文書を受けて、ウォーレン上院議員は仮想通貨の規制法案を進めていくと発言しているため、今後の米国の動向に注意したい。

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この記事はTHE DAILY HODLの「Legislative Priority Should Be on Crypto Trading, Lending and DeFi, Says SEC Chair Gary Gensler」を参考にして作られています。

投稿日時: 2021/08/12 07:38
著者: CoinPartner編集部 atsusi

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