グレイスケール社の運用資産が1日で872億円増加|ビットコインの上昇が起因か


atsusi
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グレイスケール社が顧客に提供しているエクスポージャーのツイートで、同社の運用資産が8億ドル(約872億円)増加したことが判明した。
今回の増加で同社の総運用資産額は467億ドル(約5兆円)を超えることになった。

グレイスケール社の運用資産が872億円増加

グレイスケール社が顧客に提供しているエクスポージャーのツイートで、同社の運用資産が8億ドル(約872億円)の増加したことが判明した
2013年にグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)の運用を開始させた同社は、現時点で14種類の仮想通貨投資信託を運用しており、同社の総運用資産は467億ドル(約5兆円)に上っている。

 

順調に運用額を増やしている同社のファンドであるが、最近ではグレイスケール・ビットコイン・トラストの基準価格と原資産の価値のギャップ(割引率)が目立っており、4月には原資産との差が一時約19%になって大きな注目を浴びている。
このような問題に陥っている原因の一つとして、ほとんどの上場投資信託とは違い、売却を許可しないという商品の特性がある。
そのため売却希望のある投資家は流通市場で買い手を見つける必要があり、これによりビットコインに対しての価格が下落し、割引率が悪化する可能性がある。
また、カナダのビットコインETFの登場によって同社の投資信託が苦境に立たされているとGalaxy DigitalのMike Novogratz氏は述べている。

GBTCが割引価格で取引されていることが話題になっています。
私の考えでは、1)GBTCは永久債であり、年間2%の管理費がかかります。
そのため、デュレーションが7-10年であれば、基準価額に対して15-20%の割引は理にかなっていると思います。
2)かつては唯一の商品でしたが、現在カナダでは管理手数料が0.4%のETFがあります。
また、米国には非常に低い手数料体系のファンドがたくさんあります。
3) 仮想通貨の理念は、利潤の徴収者を排除する世界に移行しようとしています。

厳しい状況になっているGBTCであるが、グレイスケール社はビットコインETFに転換する意向を明らかにしている。
一方で米国ではこれまでにもビットコインETFの申請がされているものの、承認された例が1つもない。
同社も2016年にビットコインETFを申請したものの、取り下げを行った経緯がある。
果たして今回は承認されて市場に大きなインパクトを与えることができるのか、今後の動向に注目したい。

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この記事はU.Today.の「Grayscale Acquires Close to 1 Billion in Crypto In Single Day」を参考にして作られています。

投稿日時: 2021/05/02 09:05
著者: CoinPartner編集部 atsusi

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