トロンプラットフォームのDappsとして知られる、ビットトレントトークン(BTT)のICOが28日から開始。

わずか14分で7億7000万円を売り上げるなど、驚異的な人気を博していることが、販売元のBinanceより発表された。

仮想通貨ビットトレントトークン(BTT)が驚異的な売り上げ

日本時間29日0時、世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所BinanceのICOプラットフォーム「ローンチパッド」にてビットトレントトークン(BTT)の販売セッションが開催。

わずか14分で710万ドル(約7億7700万円)分のトークンが売り切れたことがBinance公式サイトにて発表された

BTTとはビットトレントトークンの略であり、暗号資産(仮想通貨)トロンのプラットフォームが運営していることで知られている。

ちょうど昨日、ビットトレントが、前月比+130%の劇的成長を見せているトロンの主戦略になっていることを取り上げていた。

今回のニュースも、トロンの好調を反映していると言えよう。

暗号資産(仮想通貨)Tronは先月比+130%の価格高騰をしている。そんな中、創設者のJustin Sun氏は暗号資産(仮想通貨)番組CNBC Crypto Traderに出演。Tronの特徴や今後の展望について語った。

 

今回のBTTセールはバイナンストークン(BNB)保持者およびトロン(TRX)保持者の2セッションを対象に開催。

1BTT=0.00012ドル(約0.013円)のレートで販売が行われたとBinanceは報告している。

トロンCEOであるJustin Sun氏は今回のBTTセールに関するツイートを公表。

「BNBセッション(BNBでのBTT購入)では13分25秒で237億6000万BTT、TRXセッション(TRXでのBTT購入)では14分41秒で356億4000万BTTが売り切れた。」と短期間で爆発的な売り上げがあったことを報告した。

一方、Binance CEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏はシステムエラーがなければより短時間で販売できたと指摘。

エラーはBTT購入時の「ユーザーの同意確認」ボタンにて生じていたとCZ氏は報告している。

自身のTwitterにて、「システム上の問題の影響で18分かかってしまった。もしもエラーがなければ18秒で終わっていただろう。需要は天文学的に高まっている。」と潜在的な需要の高さを示唆していた。

今後のBTT配布スケジュールは

驚異的な売り上げを記録し、高い人気を見せるBTTは今後も引き続き配布が行われるようだ。

CZ氏は自身のTwitterにて「今回BTT購入したかったものの、買えなかった人」たちに向けて再度ICOを行うことを発表。しかし、時期と販売量は今現在明らかになっていない。

その傍ら、ビットトレントは次回配布時を既に公表している。2月12日公式サイト上にてエアドロップ(無料配布)を行うようだ。

今回のBTTの爆発的な売り上げは未だにICOトークンに高い需要がある可能性を表しているのかもしれない。