※このコンテンツには広告が含まれている場合があります。
「NEMってどんな暗号資産(仮想通貨)なんだろう」
そんな風に感じていませんか?
2018年にNEM流出事件でマイナスなイメージを持っている方もいるかと思いますが、実際どのような暗号資産(仮想通貨)なのか詳しく知らないという方もいるでしょう!
NEMは今後伸びてくる暗号資産(仮想通貨)と言われており、本来の特徴を知らずにいることは非常に勿体ないです。
NEM流出事件も実はNEM自体ではなく、NEMの暗号資産(仮想通貨)を管理していた取引所に問題があったと言われています。
この記事では、その仕組み、最近のチャート分析でNEMを詳しく解説していきます!
暗号資産(仮想通貨)NEMに対する疑問を解決していきましょう!
目次
NEMとは、New Economy Movementの略です。
勘違いが起こりやすいこととして、NEMは暗号資産(仮想通貨)ではなくプラットフォームのことを指します。
NEM(ネム)のプラットフォーム上で発行される暗号資産(仮想通貨)の単位をXEM(ゼム)と言います。
ただ、NEMという名称の方が圧倒的に知名度が高く暗号資産(仮想通貨)自体がNEMと呼ばれることもしばしばあります。
暗号資産(仮想通貨)名 | NEM(ネム) |
トークン名 | XEM(ゼム) |
取引開始日 | 2015年3月31日 |
承認アルゴリズム | PoI |
発行上限 | 8,999,999,999 XEM |
ブロック生成速度 | 約1分 |
NEMが作られた目的は、「中央集権化を解消し、NEMで新しい経済圏をつくる」ことです。
資本主義では、どうしてもお金持ちはさらにお金持ちになり、貧しい人はその状況を抜け出しにくいという環境になります。
そんな不平等な状況を回避すべく、NEMはみんながなるべく平等に稼ぐことができる仕組み(PoI)が組み込まれています。
(PoIについては、後程詳しく説明していきます)
NEMは、ビットコインが暗号資産(仮想通貨)を発行する際に行われなければならない「マイニング」をする必要がありません。
なぜなら、NEMはすでに暗号資産(仮想通貨)の発行が完了しているからです。
マイニング(採掘)のかわりに、ハーベスト(収穫)と呼ばれる報酬の獲得方法があります。
(ハーベストについては、NEMの技術と仕組みの章で詳しく解説していきます。)
ブロックの作成時間が約1分なので、取引時間(決済速度)もそれに応じて早くなります。
実際に他の暗号資産(仮想通貨)と比較してみると早いことが分かります。
暗号資産(仮想通貨)のブロック作成時間
暗号資産(仮想通貨) | ブロック作成時間 |
---|---|
NEM(ネム) | 約1分 |
Bitcoin(ビットコイン) | 約10分 |
Ethereum(イーサリアム) | 約15~17秒 |
LTC(ライトコイン) | 約2.5分 |
Monero(モネロ) | 約2分 |
XEMの総発行量は、8,999,999,999XEMです。
このXEMはすでに、おおよそ1600名に投資家に均等に分配されているので、このXEMの量は増えることはありません。
つまり、「供給量が増えて、NEM自体の価値が落ちる」という自体にならないので、価値が下がりません!
NEMのシステムはシンプルな造りなので、NEM上で独自のトークンを作成することが比較的簡単にできます。
したがって、NEMから派生したプロダクトの開発が予想出来ます。
その新しいプロダクトの開発が進むと、それに応じてNEMの価値が上がることが期待できます。
ブロックを承認する作業であるハーベストは、ビットコインの報酬獲得方法であるマイニングよりも参入しやすいのが特徴です。
マイニングは、専門的な知識や高級な設備が必要になり、個人で儲けをだすことは非常に困難です。
しかしハーベストの場合、自宅のPCを用いて参加できるので、報酬獲得の方法としては、ハーベストの方が簡単であるといえます。
ハーベストで報酬獲得のチャンスが巡ってくる確率はPoIのImportanceで決まるのですが、その計算方法がとても複雑で難しくなっています。
ある程度数学的な知識を持っていないと何が起こっているのかよくわかりません。
PoIスコアはハーベストのしやすさにも関わるので、スコアの決め方が分かりにくいというのはデメリットだと言えるでしょう。
NEMのネットワークを維持する上で重要な役割を持つ人を、SN(スーパーノード)と呼んでいます。
SNとは、300万XEM以上の保有など、いろいろな項目をパスすると就くことができる特別なポディションです。
このSNになると、毎日XEMで報酬を貰えることができ、この報酬はSNのために振り分けられたファンドから支払われています。
しかし、このファンドはいずれ底をつくので、その後もSNがNEMを維持する役割を担ってくれるかどうかは怪しいです。
では実際に、NEMの評判はどうなっているのでしょうか?
どうしたハーベスト。絶好調やな#nem#ハーバスト pic.twitter.com/oOk2hkx4Cd
— 和希@暗号資産(仮想通貨)-ネムホルダー (@kazusan19x) December 10, 2019
NEMの嬉しいポイントとして、ハーベストが挙げられます。
約10000XEMをNEMの公式ウォレットである、Nano Walletに入れてハーベストの設定をすると、自分はなにもせずともXEMを獲得できます。
貰える額は多いとは言えませんが、その手軽さからたくさんのユーザーが利用しています。
NEM Catapultのそれは事業者や技術者や投資家向けの活動、プロダクトのマーケティングとブランディングは事業者や消費者向け。後者に相応するプロダクトがまだないので、それにつなげるのが前者。
— トレスト? (@TrendStream) October 18, 2019
色々なサービスと統合しやすいNEMですが、そのサービス自体が難しいく、内容が分かりにくいという声がありました。
サービス開発者には非常に利便性が高いですが、そのサービスの有用性をいかにして消費者に理解させるかというのが一つの課題になっているようです。
(2019年12月18日現在)
こちらがNEMのチャートです。2015年3月31日、NEMが公開されてからしばらくは1XEM=約0.01~0.2円ほどで推移していました。
2018年1月4日に価格が急騰していますが、これはNEMと中国のWeChatが提携し、WeChat上でXEMが取引できるようになったというニュースに起因しています。
実際のところこのニュースは誤報でしたが、一時価格は200円を超えました。
しかし、1月26日コインチェック取引所でNEM流出事件が起きました。
冒頭で述べた通り、NEMそのものは安全であり、取引所のNEMの管理体制に問題があって生じた事件でしたが、暗号資産(仮想通貨)全体に対する不信感から、価格の暴落を免れることはできませんでした。
現在、価格は1XEM=3.4円で取引されています。
NEMは2020年の2月から3月の間に、カタパルトが実装される予定です。
このアップデートにより実用性が上がり、それに伴い価格も上がる可能性が高いです。
NEMは、PoI(Proof of Importance)という独自の技術用いて、暗号資産(仮想通貨)の取引を承認しています。
この暗号資産(仮想通貨)取引の承認のことを、コンセンサスアルゴリズムといいます。
暗号資産(仮想通貨)で主流のコンセンサスアルゴリズムには、ビットコインのPoW(Proof of Work)や、イーサリアムのPoS(Proof of Stake)※今後実装予定、などがあります。
しかしこれらのコンセンサスアルゴリズムは以下のような欠点がありました。
つまり、どちらも富裕層が報酬を獲得しやすいという欠点です。
一方、PoIでは重要性が上がることでより多くの報酬を獲得することができます。
この重要度は主に、
①NEMの保有量
②NEMの取引料
で決まります。
XEMを確保し取引を行わないと、ユーザーの重要性が下がり、報酬を獲得しにくくなるので、取引を行うインセンティブを投資家に与えることができます。
そのため、取引量を報酬獲得の指標に加えることで、XEMを保有する流動性が担保されます。
PoI | PoW | PoS | |
---|---|---|---|
特徴 | 重要度で報酬獲得 | 仕事量で報酬獲得 | 所有量で報酬獲得 |
メリット |
流動性が上がる (貧富の差が生まれない) |
取引の改ざんに強い | 51%攻撃のリスクがない |
デメリット | 貧富の格差が存在する | 電気代がかかる 51%攻撃のリスク |
流動性が下がる 貧富の格差が生まれる |
ハーベストとは、一言で表すと10000XEM以上を保有していると、タダでXEMが貰える方法です。
現在は1XEMは約3.5円ほどなので、約3.5万円でハーベストをすることができます。
ハーベストは、マイニングとは異なりハイスペックなコンピューターも電力も必要ないため、参加条件を満たせば誰でも簡単にすることができます。
これにより、承認作業の中央集権化を避けています。
また、ハーベストにはローカルハーベスティングとデリゲート(委任)ハーベスティングの2種類があります。
ハーベスティングを始める上記の条件を満たしており、パソコンにネット接続していると、取引の承認権(=報酬獲得のチャンス)がランダムで与えられます。
この報酬獲得のチャンスは、Importanceが高いほど回ってくる確立が高いです。
委任ハーベスティングでは、実際のハーベスティングを行うのは他の人です。
他の人のimportanceを利用して、ハーベスティングに参加することができるのでPCの電源がオフされていてもハーベスティングが可能です。
NEMにおけるスーパーノード(Super Node)とは、通常のノードとは異なり、NEMネットワークを保持するなどNEMの中核を担います。
通常のノードの上位版のようなもので、SNになるためには以下のような資金・システム面の条件があります。
条件はこれ以外にも多数あり、正直かなり厳しいです。
しかし、SNになると、もちろんそれだけの報酬が貰えるようになります。
この報酬は、NEMのSustainability Fundで集められた資金から出されており、この資金が枯渇しても取引手数料の一部が報酬として与えられることになっています。
現在は、毎日140,000XEMが報酬としてあり、これが全てのスーパーノードで山分けされます。現在のスーパーノードの数、相場を考えると毎月12万円ほどが貰えることになります。
たしかに報酬は大きいですがそれだけ条件は厳しいため、気軽に参戦できるものではありません。
ハーベストについてさらに詳しく知りたい方はこちら↓
NEMのハーベスト(ハーベスティング)は、ビットコインでいうマイニングにあたる承認作業のことです。しかし、マイニングとは大きく異なり、何もしなくても、なんならPCの電源オフでもお金が貰えちゃいます!今回はそんなハーベストを徹底解説します!
カタパルト(Catapult)とは、2020年2月から3月の間にNEMに実装される予定のアップデートです。
これによっていくつかの新たな機能が追加されるのですが、最も注目されているポイントは、カタパルトが実装されるとなんと1秒あたり約4,000件のトランザクション処理が可能になるということです。
送金処理の速さで有名なリップルですら平均で1秒あたり1,500件ほどと言われているので、無事に実装されれば圧倒的な処理速度となるでしょう。
カタパルトの実装に伴って見込まれる価格の上昇だけでなく、実装後の機能にも注目してみてください!
カタパルトについて知りたい方はこちらへ↓
NEMのブロックチェーンを飛躍的に成長させるであろう「カタパルト」。この大型アップデートの時期については様々な予測がされていますが、実際にはいつ頃になりそうなのか?そもそもカタパルトとはどんなアップデートなのか?コインパートナーが解説します!
NEMのアポスティーユ(Apostille)とは、ブロックチェーン技術を利用して公証ができるサービスのことです。
具体的には、このアポスティーユを利用することで、土地や自動車の所有権の登記、契約書やメールなどのタイムスタンプ記録、売上データなどの監査が必要となるデータの記録などができます。
ブロックチェーンの承認システムや、改ざんができないという特徴が、この公証(アポスティーユ)にかなりマッチしているのです。
また、権利の譲渡が可能で、公証をする上で第三者を通す必要もないため、かなり利便性が高いといえます。
このサービスは、Nano Walletのアカウントがあれば誰でも4XEMの手数料で気軽に利用することができます。
興味のある方は一度試してみてください!
NEMを購入することができるおすすめの取引所3つを紹介していきます!
Coincheckはビットコインの2017年取引高日本一の取引所です。
Coincheck最大の特徴は、ブラウザでもスマホアプリでもとても見やすく、使いやすいということです!
また、数多くの有名なアルトコインを販売しています。
ビットコイン以外のアルトコイン販売所のスプレッドは高いですが、「あんまり取引も頻繁にしないし何より分かりやすいのがいい!」という初心者の方にオススメです!
コインチェックについてさらに詳しく知りたい方は→こちらの記事をご覧ください
DMM BitcoinはNEMを始めとした、6種類のアルトコインを扱う販売所です。
運営団体は、ゲームや電子書籍、FXなど幅広いサービスを手がける日本の超大手企業のDMM.comなので、その信頼性は非常に高いと言えます。
加えて、アルトコインをレバレッジ取引することができる数少ない暗号資産(仮想通貨)販売所です。
レバレッジ取引では、自分が保有する資金以上のお金を投資することができるので、少ない資金で取引を行う予定の方におすすめの販売所です!
DMM Bitcoinで簡単新規登録!DMM Bitcoinについてさらに詳しく知りたい方はこちら↓
DMM Bitcoinがいいって聞くけど実際どうなのか気になっていませんか?DMM Bitcoinのメリット・デメリットをTwitterでみられる実際の評判とともに解説します!DMM Bitcoinがどんな人におススメなのか見てみましょう!
GMOコインは暗号資産(仮想通貨)FXが人気の暗号資産(仮想通貨)取引所です。
NEMは現物でしか売買できませんが、その他5種類の通貨で最大4倍のレバレッジをかけて取引することができます。
追加証拠金も不要なため、借金をする心配なく取引することができます。
またGMOコインは、東証一部上場インターネット会社であるGMOインターネットの傘下であるため、セキュリティ面の信頼感は抜群です。
借金や盗難リスクなく取引したい方におすすめの取引所です。
GMOコインについてさらに詳しく知りたい方はこちら↓
安全性を重視すると、ハードウォレットのTrezorが最もおすすめです!
ハードウォレットで保管されている自分の資産はネット環境から隔絶されており、不正アクセスなどにより流出することがないため、セキュリティは抜群です。
TrezorはNano Walletと連携させることができるので、ハーベストを行う場合でも一つ持っておくと安心です。
【注意】ハードウォレットを購入するのは公式サイトからにしましょう!
公式サイト以外から購入すると、ハードウォレット自体に不正なソフトが使われ、詐欺にあうケースがあるからです。
Trezorについてさらに詳しく知りたい方はこちら↓
Trezor(トレザー)はあなたの大事な暗号資産(仮想通貨)を守ります。この記事では、Trezorについて機能や・メリット・デメリットをはじめ、コインパートナーのトレーダーの分析・総合評価、購入方法から使い方まで徹底的に解説します。
Nano WalletはNEM公式のウォレットです。
そのためNano WalletにNEMを入れておかないとハーベストはできず、アポスティーユの利用もできません。
XEMをウォレットで保管するならNano Wallet一択でしょう。
さらにNano Walletについてさらに詳しく知りたい方はこちら↓
今日本で人気なNEM(XEM)ですが、より安全に保管したいときはどのウォレットがいいのか?NEM公式ウォレットであるNano Walletの使い方、Nano Walletでしかできないハーベストの仕方についてコインパートナーが解説します!
NEM WalletはiOS、Android対応のNEM公式のモバイルウォレットです。
このウォレットでは、新たにウォレットアカウントを作ることはもちろんですが、Nano Walletと簡単に同期することができます。
残高の確認、NEMの送受金、ハーベストの履歴確認ができるのですが、ハーベスト自体はNano Walletでないとできないので注意してください。
Android版 NEM Wallet のインストールはこちらから
NEMについて一通り紹介してきました。
NEMはその名の通り新たな経済運動、新たな経済の形を築こうとしていることがわかっていただけたと思います!
今後カタパルトも控え伸び代の十分なNEMの動きに注目していきましょう。