ロシアの銀行大手Sberbankが、ブロックチェーンを利用して旅行代理店の支払いを自動化することを発表した。

仮想通貨の基盤技術たるブロックチェーンが、世界的に実用化されていくことは多くの仮想通貨にとっても追い風になるだろう。

「仮想通貨にも追い風？」ロシア最大手銀行Sberbankが新たに提携でブロックチェーン活用を発表

地元アウトレットAir Transport Reviewによると、国内最大の銀行であるSberbankは、ロシアのS7航空会社と提携を結び、ブロックチェーン技術を通して旅行代理店の支払いを完全に自動化するという。

今回の提携により、Sberbankの口座をもつ旅行代理店が、自店のお金をトークン化し、ブロックチェーンを通じてS7航空会社に直接転送できるようになる。

ブロックチェーンを通じた直接的なトークン転送が可能となることによって、旅行代理店は銀行保証を提供する必要がなくなる他、前払い等の事前の煩わしい手続きを回避することができる。

今回の提携について、Sberbankの副総裁であるAnatoly Popov氏は以下のようにコメントした。

「Sberbankは多くの技術的な問題を解決し、トークンを発行するプロセスが多くの可能性を生み出すことを証明しました。それと同時に、ブロックチェーン技術を活用することで、ユーザーに円滑なサービス利用環境を提供します。」

ロシアでは先月、国内初の仮想通貨法案「デジタル金融資産関連法(On Digital Financial Assets=DFA)」が可決された。

同法案によって、ロシア中央銀行が規制する「特別な情報システムの枠組み内」で仮想通貨を扱うことが可能となるなど、国内での仮想通貨・ブロックチェーン領域での前進が著しい。

今後、大国ロシアでますます仮想通貨及びブロックチェーン技術が実用化していくこととなれば、世界的にもこれらの技術領域への注目がますます高まっていくだろう。

引き続き、ロシア国内の動向には注目していく必要がありそうだ。

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この記事は、btcmanager.comの「ロシア：国内銀行最大手Sberbankがブロックチェーンを活用して旅行代理店の支払いをトークン化すると発表」を参考にしています。