カリフォルニア大学サンフラシスコ校医学部(UCSF)は、ランサムウェア攻撃を行ったハッカーに対して、ビットコイン(BTC)を含む仮想通貨で約114万ドル（約1.2億円）分の身代金を支払ったことを明らかにした。

米メディアの報道によると、カリフォルニア大学は、ハッカーとの間の交渉によって金額等を決定したという。

 1.2億円相当のビットコイン(BTC)をハッカーへ、カリフォルニア大学の決断

カリフォルニア大学は、今年6月1日に内部サーバーがランサムウェア攻撃を受けていた。

今回の決定について、カリフォルニア大学は以下のように述べている。

「ハッカーによって暗号化されたデータは、公共の利益を提供する大学にとって、学術研究をする上で非常に重要なものである。したがって、私たちはハッカーに対して約114万ドルを支払うという決断を下した。これと引き替えに、暗号化されたデータのロックを解除するツールを手に入れる。」

カリフォルニア大学側は、ビットコイン(BTC)で116.4BTC(約1.2億円)相当をハッカー側のウォレットに送り、その後、暗号を解読するためのソフトウェアを受け取ったという。

同大学は、暗号化されたデータについて、「患者の医療記録などの情報は公開されていない。」と発表している。

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