新型コロナの影響でリスクオフムードが高まり、ステーブルコインの時価総額が急増している。
ビットコインなどから交換されているほか、新たな資金の流入もあると見られる。
暗号資産(仮想通貨)市場のデータを公表しているコインメトリックスによると、米ドルと1対1で交換できるステーブルコインの時価総額は過去一ヶ月で15億ドル(約1660億円)増加し、70億ドル(約7750億円)を超えたことが分かった。
(画像:CoinMetrics)
同社の共同創業者ニック・カーター氏は米FRBが金融緩和を実施し、市場への資金供給を増加させたことに関係があると見ている。
Could be related to brrr
— nic "stomp the curve" carter (@nic__carter) March 23, 2020
Growth in USDC appears to be related to their roll out of Circle platform services. USDT demand - related to risk off among crypto traders? In particular for long tail altcoin trading? pic.twitter.com/POe24dpDMO
新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済を下押ししかねないとの懸念から株式市場だけでなく暗号資産(仮想通貨)市場も暴落に襲われた。
投資家のリスク回避志向が急速に高まり、投資資金を現金化する動きが見られている。
暗号資産(仮想通貨)市場でもビットコインなどの価格変動の大きい通貨からステーブルコインに換金する動きが起こっていると考えられる。
カーター氏はそれだけでなく、「ステーブルコインに新規発行が見られる」と指摘。
新しく、または改めて暗号資産(仮想通貨)への投資のタイミングを見計らっている層がいると分析した。
There is stablecoin creation happening, it's not just crypto risk assets flowing back into stablecoins. There is some demographic out there converting digital dollars into tokenized fiat.
— nic "stomp the curve" carter (@nic__carter) March 23, 2020
(引用元:Decrypt)
ステーブルコインには暗号資産(仮想通貨)への投資投資の一時待機場所としての性格がある。
暗号資産(仮想通貨)への投資を完全にやめたければ法定通貨に換金し、銀行に出金するはずだが、ステーブルコインとして取引所にとどめているということは再度、暗号資産(仮想通貨)への投資を検討しており、機会を伺っている投資家が多いと見ることができる。
コロナウイルスショックが収まり、再びリスクオンムードとなれば、待機資金が一気にビットコインなどの通貨に流れ込み、大きな上昇を巻き起こす可能性がある。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner