FTXがトランプ大統領の再選に賭けるユニークな先物商品を発表した。

民主党候補を対象にした同タイプの商品の上場も計画している。

仮想通貨デリバティブの新たな使い方

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所のFTXは、トランプ米大統領が今年行われる大統領選で再選するかどうかを賭ける一風変わった先物TRUMP-2020を上場した。

トランプ大統領が再選すれば1ドル、落選すれば0ドルになり、ロングもショートも可能。

金利や手数料などの考慮に入れなければ、理論価格はトランプ大統領の再選確率と同じになるとしている。

例えば、トランプ大統領が52%の確率で再選すると考えられている場合は、0.52ドルで取引される。

大統領選は今年11月3日に行われる予定。

ニューヨーク・タイムズなど主要5メディアが当選速報を流した時点でこの商品は決済され、州ごとの正式な集計を必ずしも待たない。

アメリカ、カナダ、EU、香港、イギリスなどの国と地域では取引が禁止されているので注意されたい。

(引用元:FTX公式ブログ)

民主党候補バージョンも上場予定

FTXは民主党の主要候補5人についてもTRUMPと同じ設計の商品を発表する計画だ。

予定されている候補は以下のとおり(カッコ内は商品名)。

バーニー・サンダース上院議員(BERNIE) ジョー・バイデン元副大統領(BIDEN) エリザベス・ウォーレン上院議員 (WARREN)
ピート・ブティジェッジ元サウスベンド市長 (PETE) マイケル・ブルームバーグ元ニューヨーク市長(BLOOMBERG)  

(引用元:Cointelegraph)

当選確率はブックメーカーも参考にすると◎

このようなユニークな取り組みは新たな投資家層を呼び込む材料となるだろう。

Cointelegraphの報道によると、トランプ先物を開始した日、FTXの日間アクティブユーザーは過去最高を記録したとのことだ。

大統領選の当選確率を予想するには各種メディアの世論調査が参考になるほか、海外ブックメーカーのオッズ(賭け率)をチェックするとよい。

ブックメーカーとは、ヨーロッパなど海外を拠点とする政府公認の賭けの胴元のこと。

日本でも馴染み深い競馬などのギャンブルのほか、ワールドカップやオリンピックといったスポーツ、イギリスがEUを離脱するかどうかといった政治まで何でも賭け事にしてしまうことで知られている。

英大手ブックメーカーWilliam Hillでは、記事執筆時現在、トランプ大統領(オッズ1.57)が2番目のバーニー・サンダース上院議員(オッズ5.00)を引き離し1番人気となっている。

ただし、過去の政治に関する実績は「地雷」で、前大統領選やブレグジットでは大勢の賭け手が損をしているため、あくまで参考材料のひとつ程度に考えていただきたい。

 

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