ビットコインとイーサリアムには高い価格連動性があることがデータによって改めて示された。
この関係にはゆがみが生じることがあり、ゆがみの解消を狙えば高いリターンを得られる可能性がある。
暗号資産(仮想通貨)のマーケット情報を提供している分析会社skewはビットコインとイーサリアムはここ2年間、およそ90%の確率で同じ方向に値動きしていることが分かったとツイッターで発表した。
Correlation between bitcoin & ether has been hovering around 90% for almost two years - not bullish! pic.twitter.com/oRSCVe1tos
— skew (@skewdotcom) November 4, 2019
この性質を利用すれば新たな投資のヒントが見えてくる。
Coinmetrics.ioによると、ビットコインとイーサリアムの相関係数は本稿執筆時点で0.78796と非常に高い水準にある。
相関係数とは、2種類のデータがどのような関係にあるかを示す指標。
-1から1までの数値で表され、0.78796は「強い正の相関」があるとされる水準だ。
どちらかの価格が上昇するともう片方も同時に上昇し、どちらかが下落するともう片方も同時に下落することを意味する。
しかし、この関係にゆがみが生じるときもある。
そのときが投資のチャンスだ。
9月中旬からの2週間ほど、ビットコインは価格が停滞していたが、イーサリアムは13%の上昇を見せレジスタンスラインを突破した。
両者の価格は連動するはずなので、どちらかのチャートがいわば、嘘をついていたことになる。
結局、9月24日にビットコインが12%以上急落して100万円を割った際、イーサリアムは17%以上も下落し、ゆがみは修正されることとなった。
イーサリアムを空売りしておけば、ビットコインの空売りよりも大きな利益を上げられただろう。
ゆがみが修正される瞬間を狙えば高いリターンを得られたはずだ。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析から異常な値動きをしていると判断したほうが正常な値動きに戻るのを狙うといいのではないだろうか。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner