現在開発の進むアップデートが成功すれば、イーサリアムの取引速度は6000倍以上にもなりうると創設者が語った。
アプリ開発に利用しやすくなり、投資以外の需要増加につながると考えられる。
イーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリン氏がブロックチェーン関連情報を配信するポッドキャスト「チェーン・リアクション」に出演し、「イーサリアム2.0は全ての課題を解決できる」と語った。
今回のアップデートは、これまでイーサリアム1.0で使われていたコンセンサスアルゴリズム「PoW」から、新しいアルゴリズムの「PoS」へと移行することがメインの実装である。
PoSの導入により、スマートコントラクトでのブロック承認が可能になるため、従来1秒あたり15件ほどの取引速度が、イーサリアム2.0では数千〜10万件の取引を処理できるという。
取引処理能力の限界によって取引速度が遅くなるスケーラビリティ問題が大幅に改善されることにつながるだろう。
スケーラビリティ問題によって処理に時間がかかる「送金詰まり」や送金手数料の高額化を起こしてしまい、実用的なレベルのアプリはなかなか作れなかった。
イーサリアム2.0へのアップデートによってこれらの問題が改善されれば、今まで以上に多くのアプリにイーサリアムが利用されることになるだろう。
投資目的以外の需要増加につながると考えられる。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner