仮想通貨×NBA×中国

アメリカのNBA(National Basketball Association)チーム・サクラメントキングスが、暗号資産(仮想通貨)玩具を販売するCryptKaijuと連携して暗号資産(仮想通貨)グッズを販売することを16日のプレスリリースで発表した。

さらに同チームは先週、ファン報酬として"Kings Token"と呼ばれる独自の暗号資産(仮想通貨)を発行する全米初のスポーツチームとなった。

暗号資産(仮想通貨)関連グッズを販売するほど同チームが暗号資産(仮想通貨)に熱心な理由について、CTOであるRyan Montoya氏は以下のように説明する。

アメリカではサクラメントキングスの本拠地があるカリフォルニア州をはじめ、50の州のうち実に32の州で、2023年までにスポーツ賭博が合法化される見込みである。

そうした状況を踏まえ、同氏は"Kings Token"がスポーツ賭博におけるプラットフォームを形成することを期待する。

影響は甚大か

同チームは2018/19シーズンにおいて西地区9/15位であり、決して強豪なチームとは呼べない。しかし同チームの本拠地があるカリフォルニア地区では、ウォリアーズ(5年連続でファイナルシーズンに進出)・レイカーズ(現役最強と名高いレブロンジェームズが在籍)といった人気チームも本拠地を構える。

キングスの暗号資産(仮想通貨)進出の影響が、こうしたファン数の多い人気チームに派生する可能性もある。

また、NBAをはじめとする全米スポーツ界の市場規模も見逃せない。2016年のアメリカのスポーツ市場は、世界最大の50兆円規模だとされる。これほど拡大したマーケットに暗号資産(仮想通貨)が参入する影響は無視できない。

さらにNBAを巡っては、中国の動向も見逃せない。

香港デモを擁護したことで中国企業がNBAチームとの提携を取りやめたニュースは記憶に新しいが、そうした影響は暗号資産(仮想通貨)にも及んでいる。

ロイターは16日、ナイキのエアジョーダンで裏付けされた暗号資産(仮想通貨)が急落していることを報道した。

中国企業の騰訊(テンセント)は2015年から5年計画でNBA放映権を獲得した。その契約額は約540億円とされ、国外企業では史上最高額とされる。それほどまでにチャイナマネーが、全米のスポーツ市場、特にNBAに与える影響は計り知れない。

アメリカスポーツと暗号資産(仮想通貨)との関わりは、米中の政治や経済の関わりの中で考えていく必要がある。

 

暗号資産(仮想通貨)のアメリカスポーツ進出は、

・2023年までに訪れるスポーツ賭博合法化

・市場を支える中国資本

の2点で、さらに見逃せない展開となりそうだ。

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