暗号資産(仮想通貨)版インデックスファンドとも言える証券がアメリカで登場した。

インデックスファンドは株式などでは人気があり、アルトコインへの資金流入を促して価格の下支えになることが期待される。

ビットコインやリップル(XRP)、イーサリアムなどに分散投資

暗号資産(仮想通貨)の投資信託を提供している米グレイスケール社が暗号資産(仮想通貨)市場の70%に分散投資できる証券を開発し、米金融取引業規制機構(FINRA)から認可を受けたことを発表した

通貨ごとの時価総額に準じて資産の内訳が決められ、9月30日現在ではビットコイン80.3%、イーサリアム9.9%、リップル(XRP)5.8%、ビットコインキャッシュ2.2%、ライトコイン1.8%となっている。

この商品はいわば暗号資産(仮想通貨)版インデックスファンドのようなものだ。

インデックスファンドは株式や債券の世界では人気が高く、資金流入額はトップを占めている。

メリットは大きく2つある。

1.同じ状況で下落する資産もあれば上昇する資産もあるため、激しい価格変動リスクを抑えられる

2.一方、市場平均とほぼ同じリターンを享受できる

グレイスケール社の証券も個別通貨だけに投資していた場合と比べてリスクを低減しつつ、市場全体が成長することによるリターンを得られる商品となるだろう。

2018年以降、市場に占めるビットコインの時価総額の割合は右肩上がりを続けており、ビットコイン一極集中が進んでいる。

しかし、株式や債券市場と同様にこの証券が一般化すればアルトコインにも一定の資金流入が期待でき、価格を下支えすると考えられる。

 

\無料アプリを使って/

暗号資産(仮想通貨)のニュースを逃さずチェック!

すでにdiscordをお持ちの方はこちら!