コインシェアーズのビットコインショートファンド運用資産17200万ドル(約247億円)は、20201月に最初のファンドがローンチして以来の最高額だ。

ショートビットコインの資金流入が過去最高を記録し、機関投資家の投資家心理は悲観的なものに変わったようだ。

コインシェアーズのビットコインショートファンドが過去最高額に

ビットコインのショートファンドは、ビットコインの価格に対して賭ける先物やオプションなどのデリバティブへのエクスポージャーを投資家に提供している。

先週末までに、ビットコインのショート投資商品の運用資産額は17200万ドル(約247億円)と過去最高を記録したとのことだ。

コインシェアーズは、20201月に最初のファンドであるシックス・スイス取引所の21Shares Short Bitcoinが発売されて以来、ビットコインショートファンドをトラッキングしている。

ビットコインファンドは現在160億ドル(約22930億円)の運用資産を持っており、これは6月末以来の低水準となっている。

コインシェアーズのリサーチディレクター、ジェームズ・バターフィル氏は、先週の動向は "デジタル資産に対する投資家の意欲が低調" であり続けることを示している、と指摘した。

機関投資家の間では強気な動きも

マイクロストラテジーは301ビットコインを約600万ドル(約86000万円)購入した。

しかし、マイクロストラテジー社の株主は、マイケル・セイラー執行会長ほどこのニュースに熱狂していなかった。

この発表を受けて、MSTRの株価は6%下落したものの、月曜日にはこのニュースによるマイナス分を取り戻している。

イーサリアムベースのファンドには少し良いニュースもあり、合計700万ドル(約10億円)の純流入があった。

これは、イーサリアムのマージ以来、初めてのポジティブなセンチメントだ。

915日に行われた合併の前の週と合併後の週は、イーサリアムのファンドはそれぞれ6200万ドル(約89億円)と1500万ドル(約22億円)の流出があった。

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