バイナンスのCEOによると、上位ステーブルコインの市場価値が高まっていることは、業界にとってポジティブな展開だという。

仮想通貨投資家は仮想通貨経済から抜け出したいのであれば、ステーブルコインを保有することはないと説明している。

ステーブルコインの覇権は仮想通貨にとってポジティブ

最近のツイートで、バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏は、ステーブルコインの支配力が高まっていることは、たくさんの不換紙幣が傍観者となっていることを意味するとの見解を示した。

「仮想通貨投資家は仮想通貨経済から抜け出したいのであれば、ステーブルコインを保有することはないだろう」と、Zhao氏は説明している。

Zhao氏の主張が正しければ、ステーブルコインの覇権が続いているうちは、投資家は仮想通貨経済に留まっているということになる。

バイナンスが所有する最も人気のあるコインランキングサイトCoinMarketCapが提供するデータによると、現在、仮想通貨トップ10内に3つのステーブルコインがある。

TetherUSDTCircleUSDC、そしてバイナンス独自のBinance USDだ。

それらの合計時価総額は1380億ドル(約183845億円)を超えている

今年初めには、TerraのアルゴリズムによるTerraUSDUST)ステーブルコインも一時トップ10入りしたが、5月に物議を醸したこのプロジェクトが崩壊し、仮想通貨市場に大暴落を誘発した。

ステーブルコインは規制当局の厳しい監視下に

Terraの崩壊により、ステーブルコインは規制当局の厳しい監視下に置かれることになった。

米国のJanet Yellen財務長官は、ステーブルコインの規制と監視を想定した法案を可決するよう議会に促した

今週初めに下院で可決が延期されたこの法案は、Joe Biden大統領の机上に置かれた後、年内に法制化される可能性がある。

また国際通貨基金(IMF)は最近、ステーブルコインに対して警鐘を鳴らし、近い将来、より多くのステーブルコインが破綻する可能性があるとしている。

一方、ステーブルコイン発行最大手のTether社は最近、中国のコマーシャルペーパーを保有していないと主張し、より明確な情報を公開しようと試みている。

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