イーロン・マスク氏は、仮想通貨決済をTwitterに導入することを提案した。

「サービスは便利であればあるほど良い」との考えを語り、仮想通貨決済の導入がTwitterの利便性を最大限高めると述べた。

仮想通貨決済機能をTwitterに導入

米テスラのCEOイーロン・マスク氏は16日、買収を予定しているTwitter社の全社会議に参加した。

マスク氏はTwitter社の買収が成功した場合、企業をどのように運営する計画なのかについて、多くの質問に答えた。マスク氏はTwitterを440億ドル(約5.9兆円)で買収することに一度は合意したが、公開された情報に関わる懸念などから買収手続きを一時保留している。

マスク氏は会議の中でTwitter社CMOのレスリー・バーランド氏に「Twitterと支払い」について聞かれ、Twitterへの仮想通貨決済機能の導入を考えていることを明かした。

マスク氏はまず「通貨は本質的に情報の一形態である」と述べた後、「便利なら何でもいい」と自身の考えを語っている。

Twitterに決済機能を統合し、簡単に金銭の送受を行えるようにすることは理に適っていると思う。また、不換紙幣(円やドルなど)でも仮想通貨でも、誰かが便利だと思うものなら基本的に何でもいいと思う。

つまり、サービスの利便性を最大化することが目標だ。便利なら、便利なほど良い。決済機能を使って便利な支払いできるようになれば、それは利便性が向上するということだ。

Twitter上の仮想通貨詐欺に懸念

バーランド氏はTwitterで見られるいくつかの問題についても質問。マスク氏はボットやスパムアカウントによる仮想通貨詐欺の横行に懸念を示した。

Tweitterには、ボットやスパムアカウントに関する継続的な課題が確実に存在する。仮想通貨を使った詐欺がTwitterでは非常に多い。

「改善されてはいるが、まだかなりの数がある」として、Twitterが抱える問題点を指摘した。

マスク氏は以前、スパムボットはTwitterで最も厄介な問題であると述べ、Twitterの買収後は「何としても絶対に」これを打倒することを宣言していた。

信頼はとても大切だ。そしてまた、システムの有用性、つまりトロールファーム(誤情報を拡散する組織・集団)やボット、スパムのような類を取り除くことも非常に重要だ。

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