昨日公開した、前半の対談で、NFTはこれからも間違いなく盛り上がっていくことが分かりました。まだこちらの記事を読んでいない方は先に読むことをおすすめします!

前半に引き続き、今回の記事でも、コインチェックテクノロジーズの代表取締役や、コインチェックの執行役員だけではなく、NFTやIEOなど新規事業の責任者や、暗号資産取引所や弁護士事務所など約100社が加入するJCBAのNFT部会長(NFT部会自体は40社ほどが加入)を務めている天羽さんに詳しく解説してもらいます!

本記事では、CoinPartner読者目線に立ってもらい、「どういうNFTを何に気を付けて購入すればいいのか」について詳しく教えてもらいました!

本記事さえ読めば、NFTを購入する際に見るべきポイントを抑えられるはずです!コインチェックでNFT事業の責任者を務める天羽さんからチェックすべきポイントを学んでいきましょう!

NFTの価値はユーティリティ性にある

前半の対談で、NFTが今後も盛り上がっていくことは分かりました。

それでは、具体的にはNFTにはどんな価値があるのでしょうか?

前提として話しておかなければいけないのは、人によって何が魅力的に感じるかという部分は違うということですね。
暗号資産とNFTのファンジブルかどうかの違いは、世界に1つしかないという部分ですので、NFTの場合、1人でも価値があると感じればそれは魅力のある作品になります。

世界に1つだけってところが大事ですね。

そうなんです。そのうえで、個人的にはNFTに何らかのユーティリティがついていることが大事になってくると考えています。

ユーティリティですか。

そのNFTを保有すること以外に魅力があるのかという部分ですね。NFTを保有することによってできる他の利用用途があるなど、NFTを含めたコンテンツ自体に価値を感じることができるのかどうかという部分が重要だと思います。

仮想空間だからこそ価値がつくNFTに投資すべき

なるほど。確かにユーティリティ性は重要ですね。では、それを踏まえたうえでどんなNFTに投資すればいいのでしょうか?アドバイスが欲しいです!

NFTは、データなど価値がつきづらいものをブロックチェーンで紐づけることによって価値を可視化しているのがメリットの1つです。
なので、現実世界と見比べてみたときに、仮想世界だからこそ価値が付きそうなものがヒントになるんじゃないでしょうか。

具体的にはどんなNFTに注目していますか?

例えば、Coincheck NFT(β版)で取り扱っているんですけれど、The Sandboxの土地なんかは面白いと思います
今後仮想空間と現実空間が融合していく中で、その土地を使って様々なことが行われていきそうですよね。

The Sandboxの土地っていい値段しますよね。(当時1個あたり0.7ETH)

そうですね。人気があるので結構値段上がっちゃっていますよね。
メタバースの中にある土地っていうのは、他のNFTに比べて分かりやすいので価値はつきやすいかもしれません。

確かにユーティリティはありそうですね。

今はメタバースが乱立していていますが、本当にみんなが集まるメタバースはどこなのか、SNSが出てきたときと同じようにメタバースもこれから淘汰されていくと思います。
今の段階では幅広く張っておくのがいいと思いますね。

NFTを購入する際には実態価値を把握する

なるほど。では、NFTを購入するときに気を付けるべきことは何でしょうか?

何回も同じようなことを言っていますが、実態価値を把握する必要があります。

実態価値ですか...

NFTなので、ユーザーが価値を感じたら価格が付いてしまいます。なので、そのNFTがどういう機能があるのかを見る必要があります。

The Sandboxの土地を使って様々なことができるっていうのも機能の1つですね!

アートなど、見方や感じ方によって価値が異なるものは、流行っているからという理由で買ってしまうと、どつぼにはまってしまう可能性があります
NFTは機能としての価値と、情緒的な価値の2種類で構成されているので、その両方をしっかりと見ておく必要があります。

Coincheck NFT(β版)がおすすめ

ここまででどんなNFTを購入すれば良いのかは分かりました。それでは、どこでNFTを購入すればいいのですか?

Coincheck NFT(β版)と言いたいですね。(笑)
今後タイトル数を増やしていくことを前提として、Coincheck NFT(β版)には購入しても問題ないと思えるNFTがあり秘密鍵の管理などを含めたNFTの保管も一気通貫でできるというのが強みだと思います。
Coincheck NFT(β版)は国内在住者向けですが、他にも、グローバル向けにmiimeを展開しています。

今後はどういうロードマップを描いていますか?

特定のカテゴリーのみを攻めていこうとは考えていません。
どのカテゴリーのどのジャンルが伸びてくるのか、まだ世界中で実験段階なので幅広くやっていきたいと思っています。

NFT業界もまだまだこれからですもんね!

国内のCoincheck NFT(β版)に関しては、他の企業さんと比べて先行できている状態なので、コンテンツの質と量を両方とも深めていきたいです。
Coincheck NFT(β版)はオフチェーンのプラットフォームなので、Coincheck NFT(β版)内ではECサイトを利用するような感覚で取引が可能です
ガス代がかからず、Coincheckで取り扱っている14種類の暗号通貨を使って決済を行うことができるのも魅力的だと思います。

ワンストップで出品から購入、保管までできるNFTマーケットプレイスは日本初ですもんね。

そうなんです。また、グローバルでは様々な大手企業がNFTの取引所を展開しているので、その中で差別化することを考えると、miimeにおいては、日本初のコンテンツを世界に発信していくという橋渡しの役目も担いたいですね。

NFTが普及した世界線は現実世界と変わらない

ありがとうございます。それでは最後の質問をさせてください。

将来的に、NFTが普及した世界線ってどんな感じになると思いますか?

仮想空間の中で、様々な種類があると思いますが、現実世界と変わらないようになると思います。

仮想空間なのに現実空間と変わらない?

アバターがあって、ファッションを楽しんだり、家を建てたり、宴会をしたり、日々のコミュニケーションと全く同じことが行われるのかなと思います。

とても楽しそうですね!その世界線では、コインチェックさんの立ち位置はどのようになりたいですか?

今の延長線上で言うと、デジタル資産を作るための入り口になっていないといけません。
もう一歩進むと、日本円を暗号資産やNFTに変えることは「交換」という一機能にしかすぎなくなってきます。プラットフォームの機能の1つが交換であって、その他にも貸し借りなど色んな金融メニューが揃っている状態を目指す必要があると思います。
さらに進化すると、非金融領域であるファッションとか不動産とかとデジタル空間上でつながっていないといけないと思います。
これらの未来を実現したいですね。

本記事を通じて、どんなNFTを購入すべきなのかや、NFTを購入する際にチェックすべきことが学べたと思います。

「購入しようとしているNFTが持つ価値を正しく判断すること」

天羽さんも仰っていたように、NFTは1人でも価値があると感じてしまえば、一定の価格はついてきます。

その価格が本当に正しいのかを見極める目を持つために、現実世界と見比べて仮想空間だからこそ価値が付くというヒントを意識しながら、CoinPartnerと一緒にこれからも勉強していきましょう!

今回のコインチェックとの対談だけではなく、以前にもNFTアーティストのビットコヌシさんとのコラボ記事や、日本初のブロックチェーンゲーム本を執筆している廃猫さんとのコラボ記事をアップしています!ぜひそちらの記事も読んでみてください!

⇩NFTアーティスト、ビットコヌシさんとのコラボ記事⇩

⇩日本初のブロックチェーンゲーム本執筆者、廃猫さんとのコラボ記事⇩

コインチェック、積極採用中!

コインチェックは現在積極採用中です!
本対談でお伝えしてきましたが、NFT事業に可能性を感じてくれた方は、ぜひ採用サイトから応募していただきたいです。
様々な企業がNFT事業をやりたいと言っている中で、NFT事業に携わっている経験者が少ないため、キャリア形成にも魅力的なフィールドだと思います。
エンジニアを特に募集していますが、NFT事業に関わらず、全ポジション絶賛募集中ですので興味を持った方は下記サイトからご応募ください!

https://corporate.coincheck.com/recruit/