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コインチェックを説明するときにこれ以上の言葉は出てきません。
そんなコインチェックの執行役員兼コインチェックテクノロジーズ代表取締役を務める天羽さんに、NFTの未来についてお聞きしてきました。
天羽さんはコインチェックの執行役員だけではなく、NFTやIEOなど新規事業の責任者や、暗号資産取引所や弁護士事務所など約100社が加入するJCBAのNFT部会長(NFT部会自体は40社ほどが加入)を務めています。
「NFTって流行っているのは知っているんだけれど、今後も盛り上がっていくのか分からない」と嘆くCoinPartner読者向けに、コインチェックでNFT事業の責任者を務める天羽さんと、NFTバブルは継続するのか、一緒に学んでいきましょう!
前編後編と分かれており、前編(本記事)はNFTそのもの、後編はNFTが広がった世界についてお話ししております!後編の記事は後半に記載されておりますので、ぜひご覧ください!
(※)期間:2021年1月〜6月 データ協力:AppTweak
今回は、「コインチェックさんが考えるNFT」について教えていただきたいです。コインチェックさんは早くからNFTへ取り組んでいますが、参入のきっかけって何だったんですか?
ちょうど今から1年ぐらい前の、去年の6月ぐらいにNFT事業に参入することを決めました。その半年ぐらい前にNFTの流れが来るかもなという匂いを感じていて、社内でエンジニアなどと話をしていました。
1年前!早いですね!具体的にどういうところに流行りそうな匂いを感じたんですか?
ネットで記事になっていないけど、グローバルでコミュニティがちょっとずつ出てきて、ビジネスが回るような兆しがあったり、テクノロジーとか法規制が出てきたり、他社さんが動き始めているというところから、流行りそうな匂いを感じました。1次情報をゲットすることを重要視していますね。
なるほど...
だからこれは来るんじゃないかと思って。ネットの記事ではなくて、国内外の主要なNFTプレイヤーに、NFTの何が魅力的なのかを直接聞いて自分の中で解像度をあげていきました。
法規制的にこの辺だったら問題ないだろうっていうのをクイックに調べて、リソースを投下して進める価値があると判断したので参入を決めたという感じですね。
凄い....。当時は具体的にNFTのどういう部分に将来性を感じたんですか?
仮想空間と現実空間の境目が曖昧になっているなと感じていて、今後は仮想空間の中で生活が行われていくんだろうなと感じたからですかね。
仮想空間と現実空間の境目が曖昧になる?
新型コロナウイルスのせいで会社にも行けなくなって、それぞれが自分の場所で生活をしていました。zoomなどで話をする等、パソコンを通じて、仮想空間を通じてコンタクトを取ることが多くなりました。
弊社も完全リモートで作業をしていました。
これは、インターネットが流行り始めたときにリアルの小売店で売っていたものが、一部EC化していったような流れに似ています。
ECで売られているものが一部NFT化される、リアルで売っているものが一部NFT化されるなど、それぞれの業界の何%かはNFTになるって想像しただけでとんでもない市場規模になるなと思ったので、ビジネスとしての可能性を感じました。
天羽さんの想定通り、NFTは今年初めぐらいから大きく頭角を現してきました。ただ、僕から見たNFT市場として、この価格が妥当なのか、少し疑ってしまう部分もあります。
まあバブルですね(笑)間違いなく。
やっぱりそうなんですね(笑)
将来的には落ち着くと考えています。
具体的には、価値がないものがより落ちていくというイメージです。
価値がないものとは、コンテンツ自体に魅力がないものやブロックチェーンを利用しなくてもできるもの。
というと、、、?
例えば、インターネット上でコピーできる画像を引っ張ってきて、NFT化することはできますよね。凄くきれいな写真とか。
でもそれって、「何の価値があるの?」って話で。今は皮肉にもそういうNFTも売れていますが、そのうちこういうNFTの価値は無くなっていくと思います。
似たような話をどこかで聞いたことがありますね...
そうなんです!実は3年前のICOブームの時と同じ現象が起きていると思っています。
3年前のICOブームの時は、誰でもホワイトペーパーさえ書けば資金調達が出来る状態でした。
なので、悪意を持ってやっているわけではなく、プロジェクトが進捗していなかったというものも含めてほとんどが草コインになっちゃったと思うんです。
そうでしたね。あの時は色んなICOが乱立していました。
今のNFTも、誰でも発行出来て誰でも売れるという状態です。良いものとそうでないものが混ざっているんです。
確かに。ICOブームの時を思い出しますね。
そうなんです。ただ、思い出してみると、3年前も、ちゃんとしたプロジェクトも存在していました。割合的に少なかったので草コインの部分が注目されちゃっていますけど。
詐欺などが圧倒的に目立っていましたもんね。
今のNFTも、NFTやブロックチェーンの特徴を本質的にとらえて、価値のあるものを作ろうとしているプロジェクトは存在しています。なので、将来的には一部の価値がないものや悪いものが淘汰されていくという風に考えています。
価値のないものが淘汰されていくんですね。それでは、NFTが市場を拡大していくうえで最も重要な部分は何ですか?
様々な企業がビジネスとして魅力的と思うのかが最も重要ですね。
プレイヤーが増えないと市場として伸びませんもんね。
企業がビジネスとして検討するときに、NFT業界は新しい業界なのでどういうルールがあって、何に気を付けたらいいのか分かりません。
そこに時間やコストがかかってしまって、今はやめておこうだとか、様子を見ようという風になってしまいます。
なるほど...
なので、JCBAのNFT部会で事業者が参入しやすくするためにガイドラインを作成しました。
ガイドラインができると、事業者が増えます。事業者が増えると、発行されるNFTが増え、流通量も増えます。
すると、ユーザーの選択肢が増えて、いろいろなNFTを選べるようになります。そのNFTが魅力的であることが前提ではあるのですが、NFTが売れて、事業者の利益が上がるようになれば事業者はもっとやろうという風になりますよね。
こういう好循環を作っていきたいです。
これはさっきのICOの話とクロスするんですが、、、
NFTブームはICOブームと同じような流れになるって話ですね。
そうです。ICOはIEOになって、第三者からチェックを入れることによって、信用を担保するって方向に変わってきました。
NFTも同じ流れになるんじゃないかと思います。
第三者のチェックによってNFTの信用を担保する?
NFTは暗号資産ではないので、暗号資産ほど厳密に審査することは法律上求められていません。
NFTは暗号資産ではないですもんね。
ですが、コインチェックでは、ガイドラインに書いてある項目については、社内の1つの部署が発行体と一緒に審査シートを記入して、それを社内のガバナンスを効かせるためにリスク管理系の部署がチェックをして、お墨付きを付けたうえで取り扱っています。まさしく、第三者のチェックによって信用を担保しているんです。
なるほど!これでNFT市場が盛り上がる準備は整いましたね!
そうですね。NFT市場は直近で落ち込んでおり、バブルが弾けたのではないかと言われていますけど、個人としてはそんなことを思っていません。
まだまだバブルは継続していくってことですね。
今、NFT市場の裏側では、誰もが知っているような大手企業がNFTを発行するために動いています。
そのため、暗号資産やNFTは分からないけれど、そのキャラクターは知っているという人もどんどんNFT市場に入ってくると思います。
なので、これからもNFT市場はもっともっと伸びていくと思います。
本記事を通じて、天羽さんの主張は一貫していましたね。
「NFTはバブルだけど、まだまだそのバブルは継続していく」
僕も天羽さんとのインタビューを通じて、実際にNFTを購入してみたいなと思うようになりました!
そんな、僕と同じようにNFTに強く興味を持ったCoinPartnerの読者向けに、後編の記事では「どういうNFTを何に気を付けて購入すればいいのか」について天羽さんに解説してもらっています!
8/12朝の7時にCoinPartner公式サイトにて公開しますので是非チェックしてみてください!Twitterでも記事を公開しますので、CoinPartner公式Twitterのフォローもお願いします!
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著者: CoinPartner 編集部 東通貨