オークションハウスChristiesでアーティストBeepleのNFT作品が75億円で落札されたり、同じくChristiesで18歳のデジタルアーティストのFEWOCiOUSがNFTオークションで2億4千万円の値をつけたり今年に入ってからNFTアートは非常に盛り上がっています。

今ノリに乗っているNFT市場ですが、当然その流れを引っ張っているのはNFTアーティストたちです。

そんなNFTアーティストとは一体どんな人たちなんでしょうか?NFTアーティストがおすすめするNFT作品の買い方とは?

Twitterで4400人以上のフォロワーを誇りNFTプラットフォーム「nanakusa」でも公認NFTアーティストとして認められているビットコヌシさんから学んでいきましょう!

ビットコヌシ様

現実逃避としてイラストを始めた

―――編集部:まずは簡単に自己紹介をお願いします!

僕、現在はNFTアーティストとして活動していますけど、もともと「ビットコヌシ」のTwitterアカウントはトレードメインで作ったアカウントだったんです。
2018年の3月ぐらいから始めて、仮想通貨の情報収集に利用していました。

―――編集部:ちなみに、トレードの結果は…?

ちょうど仮想通貨はバブルの真っ只中でリップル(XRP)を400円(記事執筆時点で67円)、ネム(XEM)を200円(記事執筆時点で14円)で買いました。(笑)

―――編集部:(やっちまった...)

1年かけてお金が減り続けるので、現実逃避としてイラストを始めたのがきっかけです
当時は国産の仮想通貨が盛り上がっていて、イラストコンテストとかもよく開かれていました。
僕が描いたマスコットキャラとかも結構採用されたりして、そういうのを経て少しずつお仕事をもらえるようになり今はクリプトマンというチームで活動しています。

NFTによってアートが身近になる

―――編集部:先程は失礼しました。それでは、気を取り直して、NFTの魅力や特徴を教えてください

NFTの特徴や魅力はいっぱいあると思います。
NFTの台頭によって購入者は大衆化しクリエイターは稼ぐ手段が増えましたよね

―――編集部:購入者の大衆化?

NFTアートを見てくれる人はアートにすごく興味がある人だけではなく色々な人が幅広く見てくれます
僕自身現代アートをあまり見たことがないですし、アート作品を買いに行こうとしたこともありません。
NFTアートによってアートが結構身近になりましたよね

―――編集部:なるほど。確かに僕もギャラリーなどにアートを買いに行こうと思ったことは一度もありませんが、マーケットプレイスでNFTアートを見ることはよくありますね。

NFTクリエイターとしても、稼ぎ方が多くなったように思います

―――編集部:NFTアーティストならではの意見ですよね。凄く気になります!
具体例を挙げてもらってもいいですか?

NFTが浸透していない時代ですと絵で儲ける方法はTwitterで「○○の服装の○○のキャラクターを書いてくれ」というオーダーがあり、要望された絵を描いて対価を得るという図式でした。
もしくは、イラストとかの素材を売るサイトで1枚100円とかで保存できるという形でした。

―――編集部:クリエイターが活躍する場所が限定的だったんですね。

それがNFTによって、自分が好きなものを描いて、それを購入したい好きな人が対価を得る形となっています
似たような流れかもしれませんが、クリエイターとしては自分が好きで描いたものがお金になるところが良いですよね

―――編集部:NFTによってクリエイターが生きやすい世界になりましたね!

さらに、NFTによって作品に自分の名札をつけることができるので、アナログで描いた絵と同等の扱いができるようになると思います。
以前までは例え1枚100円で保存できたとしても所有していることを表明するやり方がありませんでしたが、NFTによって可能になりました。

NFTは人の所有欲と相性が良い

先程の話の続きになりますが、僕は人間の所有欲は無限大だと思っています。

―――編集部:人間の所有欲は無限大?

例えば、月の土地とかも本当は手に入らないのに売れるじゃないですか。
人間は名前の付けられるところにはどこまでも名札を付けたいというのが根本にあって、そういう部分とNFTは相性がいいですよね

―――編集部:(僕も月の土地買っちゃってるな...)
確かに所有できない物でさえ売れちゃっている世界なので、人間の所有欲は無限大と言えちゃいますね。
僕急にNFTのポテンシャルが明確に見えた気がします。

他にも、NFTの特徴として、表現の拡張性も挙げられると思います

―――編集部:デジタルアートならではって部分ですね。

例えば、せきぐちあいみさんみたいに3Dで表現したり、音楽を添えたり、アートが動いたりします。
デジタル作品だからこそ、表現の幅が大きく広がることは魅力ですね

―――編集部:絵を動かすなんてハリー・ポッターの世界ですからね。もはやNFTアートは魔法ですよ。

さらに、NFTアートは持ち運べることも大きな魅力ですよね。
これまでの既存のアートだと家に呼ばないと自慢ができませんでした。
それがNFTアートだとスマホ1つあれば作品を友人に見せることができます

―――編集部:今の時代に凄く合っているような気がしますね。

やっぱりコレクションしたら見せびらかしたいのが人間だと思います。
そういった意味でもNFTの優位性はあるのではないでしょうか。

自分の好きな作品を購入すべき

―――編集部:続いての質問に移らせてください。どんな人がNFTを購入するのに向いているのでしょうか?

「コレクションをするのが好きな人」がNFTアートを購入するのに向いていると思います
コレクションをするのが好きな人は、NFTアートだと棚とか物理的空間を圧迫しないのでその手軽さがいいですよね。

―――編集部:僕も海外に行った際にはその国の通貨をコレクションしたりしています。
僕もNFTアートを購入するのに向いているかもしれないですね!

完全に投機的な目線だとリスクリワードが悪すぎるので、好きな作品、好きなアーティスト、金額面で相対的に評価額が下がってしまっても悲しくならない作品を購入することが大事だと思います

―――編集部:ここは様々な意見があるところですよね!

僕も実際によくわからないものを買ったのですが、けっこう作品に愛着が湧いてくんですよね。
僕は別にVRの空間に並べて楽しんでいるわけでもないですし、ウォレットを接続したときにちらっと見るだけですが、それでも心のどこかで持っているって安心感が持てます。

―――編集部:「NFTアートを持っている俺」って想像するだけでもうかっこいいしワクワクしてきますね。

実際に購入したあとTwitterのアイコンとかにも使用することができますし、重くとらえすぎないでとりあえず一歩を踏み出してみることが大事だと思います

偽物とGOXに要注意

―――編集部:NFT作品を購入するときに気を付けるべきことはありますか?

NFT作品を購入するときに気を付けることは、偽物とお財布を失うこと(GOX)ですね

―――編集部:NFTの偽物?

最近Twitterで見たんですけど、きれいなお花畑だと思ってNFT作品を買ったら、実情はゲームのスクリーンショットをあたかも自分の作品であるかのようにNFTにしてしまったというものだったんです。

―――編集部:NFTだからこそ出来ちゃうような詐欺ですね。

どのNFTプラットフォームでもある程度偽物はあるらしいので、クリエイターが信頼できるのかどうかっていう部分は精査するべきですね

―――編集部:僕も十分に気を付けます。

また、GOXの恐ろしさについては体験談をもって話すことができます。

―――編集部:何やら感情がこもっていますね...

というのも、僕が所属しているクリプトマンも最近GOXしてしまいまして直近の収入とかも何も取り出せない状態になってしまったんです。
秘密鍵を紛失してしまいメタマスクにログインできなくなってしまいました。
そのため、今クリプトマンは2か月間ぐらい活動停止しています。

―――編集部:GOXした!?

例えば、NFTプラットフォームであるRaribleというサイトでは、クリエイターのアカウントとウォレットが紐づけられています。
それが今ではウォレットが開けないので売り上げを出すことができなければ、転売されてもその利益をもらうこともできません。

―――編集部:どれくらいの売り上げを取り出すことができないか聞いてもいいですか...?

イーサリアムスキャンを見ると、1.8ETHぐらいずっと軟禁されています

―――編集部:1.8ETH!(ってことはつまり約55万円!?)

ウォレットが自身の身分証明にもなりますし、信頼できるクリエイターかを判別する手段ともなります
今まで実績と信頼を積んできたウォレットがGOXしてしまうとまた1からやり直さなければいけないんですよね。

―――編集部:怖すぎる...

これはクリエイター側の話でしたが、購入者としても秘密鍵の管理はちゃんとやらなければいけないと思います。

クリプトマンが活動再開

そんなGOXによって活動停止していたクリプトマンがなんと、クリプトマンV2ということで活動再開しました!

ここでクリプトマンについて簡単に説明させてください。

クリプトマンとは、NFT×日本の創作カルチャーを高度に融合したPippi率いるスーパークリプトマンチームです。
元祖BCG(ブロックチェーンゲーム)マイクリに端を発した個性派集団は暗号資産技術をテーマにした作品やミスビットコインをはじめとした界隈の有名人とのコラボ作品など活動の幅を急拡大中です!今までに500枚以上のNFT作品を販売し、国内では向かうところ敵なしでした!

そんなクリプトマンの作品は、公式サイトを見てもらえれば分かりやすいのですが1つ1つシールみたいなものになっていて、それぞれモーションがついてて動くんですよね。

サイトを見てもらえれば分かるのですが、それぞれレアリティに違いがありまして、一番上のレアリティは5枚だけしか発行していません。このように、レアリティによって発行枚数も違います。

上の画像に出している悪魔みたいなやつは僕が担当しまして、これは1枚0.5ETH(当時約10万円)で全部で5枚販売して、2分で完売しました。

このように、クリプトマンはシールのようなNFT作品を発行しています。

活動再開してパワーアップしたクリプトマンの作品はRaribleの方で購入できると思うので、ぜひチェックしてみてください!

⇩クリプトマンのNFT作品を購入するにはこちら⇩

https://rarible.com/nft_jcai?tab=collectibles

⇩クリプトマンの公式Twitterはこちら⇩

https://twitter.com/Pippi_NFTart

⇩クリプトマンの公式サイトはこちら⇩

https://www.supercryptoman.art/

⇩ビットコヌシさんのTwitterはこちら⇩

https://twitter.com/bitconusi