オーストラリアの仮想通貨スタートアップ企業がVisaから承認を得てデビットカード発行

オーストラリアのシドニーを拠点とするスタートアップ企業「Crypto Spend社」は、Visaが仮想通貨デビットカードの発行を承認したと発表した。このデビットカードによって、オーストラリア国内ではものを買うときに仮想通貨を用いて取引ができるようになる。

発表によると、ユーザーはビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュなど、主要な仮想通貨を支払いに利用できるようになるという。支払いに使う仮想通貨は、仮想通貨の信託・セキュリティ会社である「BitGo」によって保管される。

今回の承認について「Crypto Spend社」の設立者は、Australian Financial Reviewのインタビューを通じて以下のように語っている。

今週末、Visaは承認を発表する予定です。新しいカードはオーストラリアの大手決済会社Novattiが発行し、9月には市場へ出る予定です。このカードによって、オーストラリア人は仮想通貨を売却するだけではなく、得た利益を現金化できるようになります。

デビットカードによって、仮想通貨を現金のように手軽に使えるようなることへの期待を寄せている。

さらに、今回のカードについて、こう付け加えている。

一部の人は "価格はこのまま上がり続けるから、このカードは使われない" というかもしれません。しかし、価格が上昇しているときほど、仮想通貨は使用される傾向にあります。市場で使うニーズは一定数あります。仮想通貨を現金化するより、直接使う方が市場にとっても良いと考えています。

Financial Reviewによると、オーストラリアでは、すでにBinanceのような一部のグローバルな仮想通貨取引所に対して、仮想通貨支払いのカード発行を承認している。さらに、Visaは仮想通貨取引所のCrypto.comに対して、デビットカードの直接発行者としての承認を出しており、発行の準備を進めているようだ。現在、オーストラリアではデビットカードを通じて、仮想通貨を現金のように使えるようにする動きが広まっている。

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この記事は、cointelegraph.comの「Visa to approve Bitcoin spending card for Australian startup CryptoSpend」を参考にして作成されています。