短時間の動画を投稿できるソーシャルメディアプラットフォームのTiktokは、仮想通貨に関する規制を厳格化した。同プラットフォームは「Branded Content Policy」にて、仮想通貨に関する投稿や広告を宣伝を禁止すると伝えた。
「Branded Content Policy」では仮想通貨に限らず、下記のような他の金融サービスについても禁止するとしている。
お金や資産の貸し出しや管理、ローンやクレジットカード、取引プラットフォームの宣伝、外国為替、マルチ商法、その他投資サービス
規制厳格化の理由については、Financial Times紙を通じて語られている。Tiktokは、Tiktokを通じて金融情報を得ることで誤解を招き、若いユーザーを傷つける可能性があるという懸念から、今回の実行に至ったという。
今回の規制について、投資運用調査会社Informed Choice社の顧客教育責任者であるMartin Bamford氏は、以下のように述べている。
Tiktokが打ち出した規制は、アフィリエイトリンク(紹介者が報酬を得られるリンク)を締め出すために行なったと考えられます。
現在Tiktokでは、仮想通貨や金融サービスに関するコンテンツが大量に見られる。専門家でないインフルエンサーが一攫千金を約束しフォロワーを誘うが、実は裏では紹介報酬を受け取っているとされる。
「Dogeコイン」は今年100倍超の暴騰を記録した通貨であるが、現在でも多くの人がTiktokを使い、同コインを宣伝している。
Tiktokの運営はByteDance社という中国の企業が運営している。このタイミングでの発表は中国全土で行われている規制厳格化と関連したものと考えられる。今回の規制は、中国国内で仮想通貨を完全に排除しようとしていることを感じさせられる。
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この記事は、news.bitcoin.comの「Tiktok Bans Users From Promoting Cryptocurrencies」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner