中国最古の仮想通貨取引所が仮想通貨取引事業の撤退を発表

中国最古の仮想通貨取引所BTCCは、取り締まりが厳しくなってきたため仮想通貨取引事業から完全に撤退、ブロックチェーン関連の取り組みに移行すると発表した。

政府は資本損失を避けるために仮想通貨への締め付けを強化しており、中国人民銀行は仮想通貨のOTC取引事業者や関連事業者を対象に口座を凍結することにしている。

仮想通貨への締め付けの強化は、仮想通貨市場全体を運営している中国国内のブローカーにも影響を与える。

中国に拠点を置く仮想通貨取引所のほとんどは海外で運営されており、BTCC社は2020年5月にシンガポールの取引所ZG.comの株式を売却したという。

BTCC社は、現在香港で営業している分社は取り締まりの影響を受けず、中国本土の規制が会社のキャッシュフローに影響を与えることはないと強調している。

BTCC社は、中国政府が第4次産業革命プログラムの重点分野のひとつとして支持している、ブロックチェーンのアプリケーション構築にシフトしていく。

取り締まりが強化されていく仮想通貨。これからも取り締まりが厳しくなり、やむを得ず撤退する事業者が多くなるだろう。だが一方で、次の産業へシフトしてくことも重要な要素となる。これからも、仮想通貨の取り締まりと次の産業の関連について注目していきたい。

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